できないことに向き合う

yashiro
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振り返れば、いつもできないことから逃げてきた人生だった。

小学生の時は図工とダンスがどうしてもできなくて、できないのを笑われるのも嫌で、仮病を使って保健室に行ったり、学校を休んだりしていた。

高校の頃、進学校に入って初めて自分は勉強ができないのだと思い知った。それまで記憶していただけで理解しておらず、高校の学習範囲の量の多さに記憶が追いつかなくなり、落ちこぼれた。言い訳すれば当時は家庭環境も無茶苦茶で、そんな自分と向き合う気力もなく、ろくに受験勉強しなくても入れる大学に滑り込んだ。

就職した今も私の悪癖は直っていない。一年目はがむしゃらに頑張っていたけど、二年目に後輩が入ってきて「こんなことを今更聞いて新人よりも使えないと思われないだろうか」などと余計なことを考え始めてしまい、聞きづらくなってきてしまった。

「自分は勉強が/仕事かできないんだ」ということを受け止めて、それを卑下することなく、ただ目の前の課題をクリアすることに注力する。

それをやらないと、この先、どこに行ってもダメな気がする。

@yashiro
"人生はあなたが思うほど悪くない"