本の部数の話

八十倉ふさ
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公開:2023/12/20

一次創作の同人誌ってほどよい頒布数わからないよね~と思いつつ、3回イベント参加して3作出したので八十倉の現状をメモしておく。ネガティブ発言に見える部分もあるが、あくまで分析と言い張る。

日頃絡んでるフォロワーに自分の本が行き渡って一言二言感想いただければ十二分に幸せ、なのだが、本を出す度に物理的に圧迫されるとなると、いつか限界がくる。

参考として、アクティブかつそこそこ以上関わりがあるTwitterフォロワーが約20名とする。

◆本

・『猫なぞ』刷40部、九州コミティア6新刊、在庫14部程度

最初の同人誌でその部数は思い切りが良すぎる。とりあえず予算1万円程度で刷れるだけ刷ってみようというのもあったっけ。

・『熊法師』刷40部、コミティア145新刊、在庫31部程度

30部までは加工料金一律だったのと、イベント規模が大きくて予想がつかなかったため、またこんだけ刷った。

・『をりし柳を』刷20部、コミティア146新刊、在庫14部程度

冷静な部数。

余部数は忘れたので書いてない。をりし柳をの余部は2。

◆頒布

・九州コミティア6、約130スペース規模、歴史カテゴリ

サンプル閲覧のみの人数は忘れたが、馴染みのフォロワー以外では2~3人にお迎えいただいた。うち1人はサークルカットで興味を持って来てくれた。

片面ポスター掲示。

・コミティア145、約4,000スペース規模、歴史カテゴリ

SNSのフォロワー(Twitterを除く)含め、猫なぞ1部、熊法師2部をお迎えいただく。サンプル閲覧のみは3~5人くらい? 猫なぞ、熊法師どちらも見ていく人が多かった気がする。熊(元寂)が可愛いらしい。

片面ポスター掲示。

・コミティア146、約4,000スペース規模、BLカテゴリ

SNSのフォロワー(Twitterを除く)含め、猫なぞ1部、熊法師1部をお迎えいただく。サンプル閲覧のみは前回と同じくらい。をりし柳をを閲覧したのは1人。猫なぞと熊法師では若干、猫なぞの方が手に取りやすいらしい。表紙が地味だと思うけど、猫ものなのはわかるからか。熊法師は熊法師で、和綴じなのが目をひかないこともなさそう。

ポスター掲示せず。

・とらのあな

猫なぞ1部をお迎えいただく。マストドン経由だと思うが、フォロワーなのか初見さんなのか不明。熊法師、をりし柳をの委託はせず。

◆今後

今後の適正印刷部数は15~20部と思われる。余部が0~5部。1部が保管用、1部がサンプル、7部前後が馴染みの人、イベント1回あたり0~1部が見本誌、イベント1回あたり1~3部が初見さんに渡るとし、(オフラインの)イベントで積み上げた感じがちょうどいいのが各作品10冊くらい。

比較的”わかりやすい”猫なぞはともかく、ニッチでわかりにくい熊法師の在庫をなんとかしたいところ。かといって、とらのあなに10円で買い取らせるのはなんか夢がない。それなら未参加のイベントに出まくって見本誌として出した方がいい。

イベント規模はほどよく小さい方が、「ついで見」が生じやすいかもしれない。大きいイベントだと、ほぼ目当てのサークルのみを時間内に回るのを優先してしまう?

サークルカットを描き下ろす場合、買い手目線としては、本に出てくるキャラクターが本の作風で描かれているのがありがたい。

猫なぞと熊法師ではポスターを作り、をりし柳をでは作らなかったが、効果は不明。ただ、販促とは関係ないが、東京コミティア規模くらいだと、ポスターにスペース番号が入っていると現在地がわかってありがたいので、なるべく作りたい。

SNSでの宣伝は恐ろしく速い流れにパブリックTLでは見逃されるか、そもそも参加サークルをチェックしている人がいないか、八十倉の作風のせいかでほとんど効果がない。Twitterでイベント名のハッシュタグを付けたお品書きを投稿したものは、九州コミティア6では若干FF外からの反応があった。初期のMisskey.designで投稿した猫なぞサンプルにリアクションはそこそこ付いたが、注文は特に来なかった。

とりあえず、地道に既刊のみでオンラインイベントに出る。TAMAコミに出れたら出る。お金に余裕ができたら地方コミティアにも行く。東京コミティアは(暑がりなので)冬に出る。