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時間経過したカフェラテこと、義務汁

柔らかなワニ
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公開:2026/9/2

9月最初の目覚め

9時に目が覚める。結構眠い。窓の外も薄暗い気がする。雨でも降っているのだろうか。

30分くらいごろごろして、布団から起き上がる。0655を見ながら歯を磨く。歯磨きのときって目が暇だから動画を流すのっていいな〜と思ったけれど、思考が中断されるので次に何するんだっけ? という気持ちになる。一長一短。

皿を洗ってヨーグルトを食べ、ラジオ体操と縄跳びをする。今日はあまりやる気がなく、皿洗いもラジオ体操も縄跳びもそんなに乗り気ではなかった。でも、こういうものって「やりたくないから」といってやめてしまう二度と続かない。良い習慣は続けるべきなので、ヨイショっという感じでそれぞれをこなす。

縄跳びをするものの天気が怪しく、小雨が降り出したので2、3分で公園から退散してしまった。小雨は雨になり、ざあーっと降っては止んだ。気がつくと、天気は晴れになっていた。

今日やりたいことや、こなすべき予定などを手帳にまとめていく。本を読みたい、文章を書きたい、ラジオを聴きたい、など。

ひとまずラジオを聴いて、その後文章に手をつけることにした。

聴いたラジオ。文章を書いていたら午前中が終わっていた。

変わり映えのないごはんがうれしい

お昼ごはんは昨夜の残りものに、卵を焼いたものを合わせた。

焼きたまご(白だし味)、茹でつるむらさき、茹でモロッコインゲン、焼き茄子、かぼちゃの煮物、白ごはん、ミニトマトともずくの中華スープ。変わり映えはしないけれど、その変わり映えのなさがうれしい。

ごはんによって心が動かされるのはいいことだけど、それはそれとしてエネルギーは使う。心を動かされない食べ物のよさもあるのだ。

ごはんを食べながらNHK ONEで「うまいッ!」を見た。

イワナを巨大に育てる方法が面白かった。受精卵を28℃のぬるま湯に15分間つけると、本来2組である染色体が3組になり、全て卵を産まないメスになるらしい。卵を産まないので、そちらに栄養を取られずどんどん大きくなるんだとか。しかし、卵をぬるま湯につけているので3割ほどしか孵化せず、飼育も大変らしい。

稚魚に餌を餌だと慣れさせて認識する手間や、夏場はイワナを暑さから逃すため普段の養殖場所から山の方へ80㎞も輸送したりする手間があるらしい。山だと今度は熊がイワナを狙いに来るんだとか。一難去ってまた一難すぎる。

その後、うだうだしていたら車検の予約時間が迫りつつあったので、車検屋へと向かう。

時間経過したカフェラテこと、義務汁

車検をしてもらう店舗に向かい、手続きを済ませる。見積もりを出すまでに30分ほどかかるらしいので、その間に近所の本屋を見て回る。

棚を見ていると白髪のぴんぴんしゃきしゃきしたおじいさんが「おはよう」と入ってきた。店長とかオーナーさんだろうか。おじいさんは「これは……」とか「あれは……」とか言いながら棚を見てまわっていた。理想の本屋が顕現したみたいで、妙にうれしかった。

30分経ったので店舗へと戻って見積もりを確認し、再度1時間ほど待つ。1時間あるなら、とドトールへと向かう。

アイスカフェラテのSを注文。今日の分の日記を書きながら、カフェラテを飲む。注文するときにレジに「コーヒー羊羹」なるものが置いてあった。ドトールって羊羹出してたんだ。

アイスカフェラテって、ひと口目が一番おいしい。なぜかというとカフェラテの中に大量の氷が入っていて、時間経過とともにそれが溶け出すから。「枕草子」には「昼になりてぬるくゆるびもていけば火桶の火も白き灰がちになりていとわろし」という文章がある。時間の経過して氷の溶けたアイスカフェラテはかなり「いとわろし」だと思う。義務で啜っている、義務汁に他ならない。お金を払って、大しておいしくない汁を飲んでいる。「義務汁……」と思いながら、しゃびしゃびのカフェラテをずず、と啜りきる。

頭痛が消え、ご機嫌に踊り出す

車検も無事終了し、16時半頃帰宅。すこし疲れたので家でラジオを聴きながらぼ〜っとする。

ぼ〜っとしていたら配偶者が帰ってきた。晩ごはんを作ろうとするものの、やや頭が痛い気がする。ひとまず頭痛薬を飲んで様子をみる。少し経ったところで、薬が効いたのか痛みがなくなった。頭が痛くなくてご機嫌になり踊っていたところ、配偶者から「ステイ」を出される。私はいつもそうで、病気や体調不良が治ると調子に乗ってしまいぶり返す、というのをよく行なってしまう。

気圧が良くなくて頭痛があったのかな、と思って頭痛ーる(気圧アプリ)を開くも、たいした気圧の乱高下は存在しなかった。疲労なのか、季節の変わり目なのか、はたまた理由なく不調なのか。真相はわからなかった。

焼きトマトは出汁の味

晩ごはんの主菜がなかったので、ベーコンエッグといわしの梅煮を作る。冷凍庫に業務スーパーのバルト海いわしがあると、いざというときに楽だ。500g入って300円しないという安さで、脂が乗っており、さらに骨まで食べられる小さめサイズでおいしい。

バルト海ってどこなんだろう、と思い検索をする。北欧(というかスウェーデン)とエストニア・ラトビア・リトアニアの間の海らしい。確かに、エストニア・ラトビア・リトアニアってバルト三国って呼ばれるもんね(ヘタリア知識)。

レシピはこちらを参考にした。生姜スライスがなかったので、チューブ生姜を適当に入れた。生姜って欲しいときに手元にない確率が高い。調べたところ、どうやら冷凍できるらしかった。安いときに買って、刻んで冷凍するのもいいかもしれない。

晩ごはんはベーコンエッグ、いわしの梅煮、茹でつるむらさき、茹でモロッコいんげん、焼き茄子、かぼちゃの煮物、桃だった。

配偶者は魚の骨を取り除くのがあまり得意ではなく、骨の除去に真剣になるあまり外科手術のようになるのが常だった。いわしの梅煮も、食べにくさゆえに外科手術のようになるのでは、と少し心配だったのだが、どうやら骨ごと食べることができたらしい。配偶者が冷凍いわしを食べられなかったら、私一人で500gのいわしを食べる羽目になっていたので、安心して胸を撫で下ろす。

ベーコンエッグを焼いているときに、フライパンの片隅でミニトマトを焼いてみた。トマトって、焼くとおいしい気がしているからだ。配偶者に味を尋ねてみると「ちょっといいお店の味がする」と言っていた気がする。なるほど、と思い私も焼きミニトマトを口に運んでみる。……なんだか、出汁の味がする!

焼きミニトマトを指して「出汁の味がする」と配偶者に伝えたところ、きちんと会話が続いて、そしてそれは私と配偶者が同じくらいの食に対して興味を持っているからこそ成立する会話であって、その瞬間に配偶者に妙なありがたみを感じた。これが愛おしさなのかもしれない。

ちなみにベーコンエッグと焼きミニトマトを一緒に食べると、想像上のイングリッシュブレックファーストの味がした。


22時から友人と通話があった。1時半くらいまで話し、そこから布団に入った。布団に入ったはいいもののなんだか寝付けなくて、2時半くらいまで起きていた気がする。