先日ド・ギョンスさんのお誕生日に際して、人生ではじめてお誕生日短歌(誕歌)なるものに挑戦しました!
もう半月以上経ちましたが、改めてドギョンスさん、本当におめでとう。この一年もどうか健やかに、美味しいものを沢山召し上がられ、心地よく日々を過ごしてください。ますます沢山愛し愛されてね。
とても自己満足な後付けだけど、ドギョンスさん31歳のお誕生日を5・7・5・7・7の31文字という定型で表現する短歌というかたちでお祝いできたことも、なんだか嬉しいタイミングでした!せっかくなので改めて何か記録にも残しておきたくなって、今思いつくままにこの文章を打ってる。
普段こんな風に、自分が考えていることを残しておきたい!と思えることってなかなか無くて、久しぶりにそんな気持ちになれて嬉しい。ドギョンスさんを好きになってから初めて知った自分の感情や新しく開くことができた扉が沢山あるなあ。感謝の言葉は言っても言っても言い足りないのはわかってるんだけどそれでも。ギョンスさん、ありがとう。
○ドギョンスさん短歌と2023年
今回ドギョンスさん短歌に挑戦するにあたり、まずぼんやり構想していたのは12首にするということ。12という数字がグループにおけるギョンスさんの背番号であるからという理由ともう一つ。去年の誕生日(2023/1/12)から一ヶ月に一首ずつのイメージで今年の誕生日(2024/1/12)までの1年=12ヶ月の巡りを短歌で辿ってみたいという思いから。(Ali Smithの『五月 その他の短篇』の構成からヒントをいただきました、アリさんもありがとうございます…)
改めてこの一年を振り返ってみると、EXOの正規カムバック、主演映画公開に2ndソロアルバムリリース、複数の連続バラエティ番組への出演など、ギョンスさん大大大活躍の明るく輝く一年であり、ファンにとって嬉しい瞬間溢れるかけがえのない時間だったなあとしみじみ思う。「ちょっと自身が変わってみたかった」と話してくれたギョンスさんの言葉のまま、初めて垣間見ることのできた表情やその挑戦の一つ一つがありがたくて、心躍った一年。個人的には特に、ギョンスさんやEXOを通じて出会ってから数年間、ずっとずっと会いたかった友人たちと初めて対面で笑い合い、好きを抱きしめ合えたこともここ数年でとびっきりのハイライトだった。(絶対に忘れたくないのでここにも書いておく!)
一方で、今の世界情勢とかこれからの進路とか、同時に起きている色んなこととうまく折り合いを付けられなかったりして、その活躍を追う余裕のない時期も多くなり一オタクとしては正直悔しい思いも残る一年でもあっ て。いざ短歌を作り始めてからも、その距離感の持ち方に悩むことが多かった。それでも、ままならない現実や自分に日々地団駄踏みながらも何とかがむしゃらに駆け抜けてきた季節や、一番言いたくて肝心なことほど言葉に纏められずぐちゃぐちゃなままのこと、やっぱり自分はドギョンスさんがEXOが好きなんだなあということ、拙いまま全部全部ひっくるめて今の私の心なんだな、と受け入れられるようになってからは、ちょっと楽になった気がする。
忙しなく過ぎていってしまう日々の中で時折、遠くから/近くから、リアルタイムで/後追いで、ギョンスさんのまぶしい活躍を垣間見てはその時々に私が受け取ったものの印象やイメージ、願っていたことの短歌の記録は何だかちょっとした日記みたいで、こうして後から眺めてみると結構面白いかも。
肝心の短歌の方は結局当日ギリギリまで12首決めきれず、誕生日当日職場の休憩中に一気に打ち込んで出すことになってしまいしっかり誤字脱字まであって反省いっぱい(…)だったのだけど、日頃しょうもない自意識に囚われて何ひとつ満足に言葉にできないままウジウジしてる自分の背中を、今回思い切ってえいやっ!と蹴ってささやかながら新しいことに挑戦できたこと、今ここでだけほんのちょっぴり褒めてあげたい。
DMやリプ等で思いがけず温かな感想をいただけたことも、とても嬉しくて励みになりました泣 その節は本当にありがとうございました。ビッグラヴです、心から… 詩の解釈はあればある程楽しくて嬉しいので、今回心優しくも目に留めてくださった皆さまにはどうか多様に受け取っていただき、ちょっとでも面白がっていただけたならいいな〜!
ここから先には、自身の覚書と反省を込めて、この一年それぞれの短歌を作るときにとりとめなく考えていたことを一首ずつ記録しておこうと思います。長いよ〜
○短歌をつくるときに考えていたこと
1月 産声は君が初めてこの地球で震わせた歌 やっと会えたね
大好きな人の産声を想像してみたことってありますか?自分の一番好きな歌声を持つ人が初めてその歌を世に響かせた瞬間のことを?数年前、EXOが繋いでくれたある友達との長電話で二人、この事実に初めて思い馳せた時の心の震えを覚えてる。世界と君が、あなたが、私が。幾つもの奇跡のような偶然や巡り合わせがあってこうして今日があるんだと思うと改めて、生まれてきてくれてありがとう、確かに一つずつ年を重ねこうして今まで元気でいてくれてありがとう、歌う道を選び歩み続けてくれてありがとう…と、ありとあらゆる感謝が湯水のようにとめどなく溢れてきてどうしようもないです。1月生まれの愛に、心からの祝福を込めて。おめでとう。
2月 地面から抱き上げてくれた手のひらの温度をずっと覚えています
生き物を愛し、生き物に愛されるドギョンスさんが好きだ。この時期は多分『真剣勝負』をやっと後追いで観て、ココちゃん(※犬さん)を抱く角刈りギョンスさんの味わいを噛み締めていた頃……?生き物たちと静かに対峙し、言葉なくともなぜか通じ合っているように見えるドギョンスさん、良いですよね。いつかのサダリではハーメルンの笛吹き男みたいにあっという間に鹿の群を率いていたギョンスさん。今年出演されていた数々のバラエティでも蟹にナマズにヘビにカエルにワンコに…とあちこちで様々な生き物たちと温かく触れ合っておられて、とびきり素敵だった。人だけではなく、あらゆる生き物に対して垣根のない自然な態度で、いつだってそうすることが当たり前であるかのように、その手を躊躇いなく差し伸べることができる人のことを、私はつくづく尊敬している。
3月 耳澄ますように見つめていたい水 遠く尊く滔々とゆけ
水はギョンスさん(※ド・ギョンスさんの名前경수を韓国語直訳すると硬水を意味する)のこと。ギョンスさんのまん丸の瞳を思う時私はなぜかいつも夜の湖、そのゆったりした水面のイメージが思い浮かぶ。この頃公式から流れてきたペンミ開催の告知ムービーで「春に会いましょう」(うろ覚え)と言ったギョンスさんの声について、“雪解け水みたい”というTwitterの下書きが残っており、正直あまりよく覚えていないけど当時の私にとってきっとそうだったんだろう。水が動いていく、みたいな予感。
ファンも世間もいつだってあれこれ勝手に色んなことを言ったり思ったりするけれど、こちらはもうただ勝手について行くだけなので、出来ることならそんな周囲のしがらみに遮られることなく、これからも自分の見つめる・信じる方角へ向かってどんどんギョンスさんの心地よい流れを作っていけますようにという無責任な願い。
あとギョンスさんの歌うスキャットやタップを踏む姿が大好きなので、そんな音のイメージも韻に込めてみたかった。例え生活に追われて目で見て姿を追うことが出来なくても、ふと今日もどこかできっとあのご機嫌な歌声やタップの音(その人の日々)が健やかに続いていることに想い馳せながら、時に癒されたり励まされたりしていたい。
4月 行間に溢れた君のすこやかを拾い集めて握ったおむすび
月に1、2度のペースでファンにまるで健康だよりのようなbubbleを送ってくれるドギョンスさんの話。プライベートや仕事の休憩中だろう今この時を分け合ってくれることが本当にありがたくて申し訳なくて嬉しい大好きごめんねごめん…と毎度千切れそうな情緒で拝読しているのだけど、だからこそメッセージを構成する言葉の一つ一つがより大切に思えるし、絶対に何ひとつ取りこぼしたくない…!と毎度一生懸命噛みしめている気がする。メッセージ間のちょっとした間合いやリアルタイムで届けてくれる言葉の端々から、彼が確かに同じ今を生きていること、彼の今日が健やかに息づいていることを感じては、感謝の気持ちをぎゅっと握ってる。このおむすび、腹持ちが良くてどこをいつ何度齧ってみても、ずっといい味がします。
5月 伸びをして空を仰いだ親指に今日も許されてしまった胃袋
食が大好きなギョンスさんと、彼の所属するグループEXOの(そして彼自身の)シグネチャーポーズであるサムズアップに応援されて、日々すくすくと肥ゆる私のお腹について。
私もこれまで割と食いしん坊として人生やってきた自負があるのだけど、ドギョンスさんの食いしん坊っぷりは本当に凄いと思う。ただ食べることが好き!の私とは違い、自身でも調理師免許を取得されるくらい料理をすることへのこだわりにも余念がなく、食素材への飽くなき探究心、食の話になった途端に生き生きと前のめりになって饒舌に語り出す姿にはいつも新鮮に驚かされる。これからもドギョンスさんが食をこんなにも愛していること、のファンで居続けたい。毎回ライブやbubbleでファンに今日食べるご飯メニューを考えておすすめしてくれるギョンスさんの呼びかけを心待ちにしてしまっている自分がいることに私はもうとっくに気が付いていて、だからこそついつい美味しいものを見かけるとギョンスさんを思い出すし、教えたくなってしまう。美味しくご飯を食べるということが推し活になるだなんて、なんて罪深いんだろう。
挨拶をこなしてきた数だけ、それいいね!と褒めてくれた数だけ、EXOのみんなの(そしてギョンスさんの)親指が見上げてきた空があり、これからも見上げるだろうその空ができるだけ美しくあるといいなと思う。
6月 きみだった ずっと捜していた光この星の地面踏みつづけ今
春のファンミーティングで披露してくれた新曲『Let Me In』のMVティザーとして公開された一行詩(メンバー一人ずつに添えられており、今回のアルバム『EXIST』のコンセプトである「光」と「存在」にちなんでいると思われるもの)がとても素敵だったので、出来心でそれを意訳し短歌の形に調えてみたもの※より一首。デビュー時のコンセプトでギョンスさんに与えられた超能力設定の「大地」「力」も詠み込んでみたかった。原文は “Realizing you are the light I’ve been seaching for”“이 땅에서 찾던 빛이 너라는 걸 알게 된 순간”
私はまだ一度もステージ上のドギョンスさんを現実に目にしたことがない。私の暮らす国とギョンスさんの暮らす国は離れていて、今改めて調べてみたら約8800キロ、飛行機で直行便でも13時間かかる距離だ。おまけに今の時期は時差が9時間もある。遠いよな、実感の持てない遠さだ。それでも、こうして今同じ時代を生きていてしかも同じ星に暮らしてるんだから、これからも生き続ける限り、ギョンスさんがステージに立ち続けてくれる限り、私が会いたいと願い続けていればもしかすると、いつかどこかで本当に会える日が来るかもしれない。年中私の部屋で静かに眠り続けているこのペンライトにも、舞台上の彼を照らす銀色の星の一つとして光らせてあげられる日が来るかもしれない。そんないつかを気長に楽しみに、それまで私は今目の前にある生活をコツコツと踏み締めてやっていくぞ〜!という気合いも込めて。
7月 ドーナツを握り飯のように食らうひとだけが開ける窓のあかるさ
待ちに待ったグループの正規カムバックで先行公開された『Hear Me Out』のMVの一場面(1:08あたり)とギョンスさんの在り方について。時に自身の体裁だとか他者の眼差しだとかをまるで意識していないかのようにさえ見えるギョンスさんの、ここぞという時の気持ちいいくらい真っ直ぐ生きる!に振り切った仕草が本当に大好きで、眩しくて、ずっとずっと憧れている。世の中から期待される幾重もの「こう在るべき」に対して、自分の心地よさに正直にただ自然体で在ろうとする態度というのか、そこに私は勝手に風通しの良さのようなものを感じては、救われているのかも知れない。おかげで今日も私は、私の立っている場所からは見ることが叶わなかったはずの、窓のそのまた向こうの景色を一緒に覗かせてもらうことができている。
8月 箱型のやわらかな夜に溶ける時震えた肩を知らなくていい
映画が好きなドギョンスさんが好きだ。主演を務める映画『The MOON』が本国で公開され舞台挨拶に大忙し・大活躍だったり、bubbleでも映画館で最近観た映画作品についての話やおすすめを沢山してくれたギョンスさん。どうしても沢山の人に注目される立場上、プライベートで人目を気にせず映画館に行くのもそう簡単ではないことは予想に難くないけどそれでも、スクリーン上でも活躍するようになった今も映画館で新作の映画を観る時間を大事にしているギョンスさんのことを、その時間を、心から大切だと思う。せめて映画館で映画を観ている時間は、ギョンスさんがその暗がりに安心して作品を鑑賞し、心で感じるままに泣いたり笑ったりすることができるように、そのひとときが、安らぎがどうか守られますように。
9月 白Tのはためく隙間に降る星を 海馬の背中撫でながら見た
記念すべきドギョンスさんの2nd solo albumのリリースに先立って公開された曲『I Do』を聴いた時の抽象的なイメージを繋いだ白昼夢のような。個人的にギョンスさんの歌う夜の歌はいつもどこかお日様の匂いがするなぁ、と思っていてこの曲もそうだった。いつからかギョンスさん、いつどんな時も白Tシャツを着ている気がするのだけど、私の目の錯覚…?
この時期自身に余裕がなくて悔しくもリアルタイムのカムバックをほとんど追えなかったのだけど、遠目で垣間見るそれを眩しく眺めていたあの時も、思い返せば必要な時間だった気がする。現実には海馬は脳の記憶を掌る部位のことだから海馬という生き物は現実には勿論いないんですけどでも、もしそんな動物がいたとしたらドギョンスさん、背中とか撫でてそうじゃないですか?
10月 空き缶にイントロ歌わせ駆け出したこの金色が実りますよう
遂にカンパニースス始動…!驚きや衝撃よりもまず先に安心しすぎて膝から崩れ落ちてしまった。ロゴマークに実るやわらかな穂、とてもとても良い。まだ何もわからなかった当時不安が全くなかったと言ったら正直嘘になるけど、ギョンスさんが選んだ道を応援したいし、何よりギョンスさんにとってより心地よい場所を、やりたいことを見つけられたのであれば本当に喜ばしいことだ〜!
ドギョンスさん、長年勤めた事務所を退社した夜に握りつぶした空き缶の音は、そのビールの味はどんなでしたか。あの夜ギョンスさんが心に抱いた想いその身体に流し込んだ金色の一滴一滴が、これから新たに芽吹いて育ち、それぞれの夢が豊かに実る場所へと導いてくれますように。
11月 跳ねてきた秋の木漏れ日おんぶして忘れたくない(忘れたくない)
バラエティ콩콩팥팥(豆小豆)で見かけたギョンスさんの一瞬の話。ヒョンたちとの約束の時間に遅刻してしまい、到着した車から一目散にニコニコとヒョンたちの方へ弾んでやってきたギョンスさんを目にして、突然訳もわからず涙が出たので驚いた。この世には眩しいほどの愛らしさというのが存在するらしい。お兄ちゃんたちに溢れんばかりに可愛がられ愛されるドギョンスさんを見てると、本当にみるみると心が健康になっていく気がする。
私は記憶力が良くない。どんなに覚えていようと強く思っても大切なことを全然覚えていられなくて悲しい。今もギョンスの何がこんなにも私の琴線に触れるのかわからないままだけど、いつかこんな風に私が心震えるような瞬間があったことそれ自体を忘れてしまう日が来るかもしれないと思うと、こわい。だからこれは本当に私のただの気休めだけど、覚えていたいと強く願う瞬間に遭遇した時は感じたその場ですぐ反芻してみるようにしている。瞼の裏で今見た瞬間をもう一度再生してみることでそのシーンを1秒でも長く留めていられるような気がして。この時期ずっと繰り返し『The View』ばかり聴いていた。
忘れたくない景色、全部全部いつどこでもすぐに取り出して眺められるように、スノードームみたいに閉じ込めて並べて置けたらいいのにね。
12月 はつゆきは降り積もってくものだって知らなかったから触れなかった
韓国で初雪に特別な意味があることはよく知られているけど、そんな“はつゆき”に載せる特別な感情について。10年前にEXOがリリースした楽曲『The First Snow』が2023年の音楽チャートで二週連続1位になるというサプライズ…!余韻がすごい。
本当に嬉しくて飛び上がるほど喜ばしいことなのに、一方で私はこの曲がリリースされた当時の彼らのことを過去の記録から追憶することしかできなくて、そのことがやっぱり時折どうしようもなく切ない。心が追いつけないうちにどんどん変わっていってしまうものが寂しい。それでも彼らに出会ってから初めて知ったこの感情は、触れてしまったら、時間が経ったら溶けて無くなってしまうものではなくて、その上に新しく降り積もっていくものだったんだと気づいた。むしろ過去を知れば知るほど、移り変わっていく今この瞬間がなお一層愛おしくて輝いて見えたりもすること。
冒頭大好きなギョンスの歌い出しで始まるこの歌がこの10年広く愛され、季節が巡るたびに人々に初雪をかつて一緒に眺めた、眺めたかった大切な人たちのことを思い出させてくれたように、これからもこの歌とともに大切な人や懐かしい人への感情や温かな記憶が降り積もっていくことを願いたい。変わり続けることは誰にも止められないけど今はただ、まだ降り止みそうにないこの“はつゆき”のその嬉しさだけ心いっぱい抱きしめてはしゃいでいようと思う。また巡ってくる季節、新しく訪れる年にきっと出逢える美しい景色たちを心待ちにしながら、これからもできるだけ永く見つめていられますよう。
○おわりに
本当に思い出せないくらい久しぶりに纏まった量の私的な文章を書いた気がする…!
日々受け取っている本当に沢山のものに対して私はひたすら感謝するだけで何もまともにお返しできない前提で、ただどうしても何かをしないではいられないという感情だけに突き動かされて、ダラダラとこんなところまで駄文を打ち続けてしまった。思考がすぐにぶちぶち途切れてしまうので文章を書き切れないことが長年ずっとコンプレックスなのだけどとりあえず。ここまで書けた。(果たしてこれも意味を成している文章なんか…考えないことにする…)
ドギョンスさんを思いながら作った短歌を一ヶ月ずつ振り返って選ぶ時間は、ギョンスさんのこの一年の活躍を振り返る時間でもあると同時に私の一年間の日々の在り様を見つめる時間でもあった気がする。今更ながら私たちは全然違う世界を生きているようで同じ時間を生きていて、それぞれの場所でこうして確かに一年間を歩んできたんだなあという不思議な感慨がある。大袈裟かもしれないけど改めてちょっと、奇跡みたいだ。
まだ一度も実際には会ったことのない誰か、肉眼で目にしたことのない誰かを、違う言葉を話し、私がまだ一度も訪れたことのない遠い国で暮らす誰かを、こんなにも大きな気持ちでもう数年も変わらず好きで居続けているということ。自分でも未だに信じがたい。それでも自分の中で温めつづけている好きを確信できるのは、こうして同じ好きを通して巡り合って、日々それぞれが抱く好きを語り合ったり、いつもどこかで私の小さな話にも耳を傾けてくれる誰かがいてくれるからだなぁ。「私は絶対にいつかあなたの作った短歌を読みたい!作ってね!!!!!」と強く背中を押してくれた友達へ。あれから随分時間がかかってしまったけど、その言葉にとても励まされている、改めていつもありがとう。あとここまで読んでくださったという方がもし居らっしゃるのなら、その方へも。本当に、ありがとうございます。
これからもお互い日々を大切にしながらそれぞれのかけがえのない光たちを追えたり追えなかったりしながら、色んな好きで繋がっていられたら嬉しい。2024年も私たち、そして私たちの大好きな人たちみんながそれぞれ健やかで、温かな日々を過ごせますよう!
今夜も美味しくご飯を食べて、ふわふわの布団で眠ろうね、元気が一番大事です!!!!!