イエス・エモーション技法
イエス・バット技法は否定につなぐ言葉になるためおすすめしない技法。本書でおすすめしているのはイエス・エモーション
肯定に加えてポジティブな感情を付け加える。そしてその後に自分の言いたいことを加える。それが同調でも異なる意見でもおk。
使い方にも注意が必要でなんでもかんでもイエス・エモーション技法を使うと感情がこもってなくても皮肉になってしまうことがある。そういうときは事実だけで止める。「髪、切った?」だけにするとか。
反射的に批判などを書く人もいてそれを止めるためのコツとして能動的に黙るという習慣を作ることがある。
基本的に黙ることができたら2秒間は沈黙を続けること。なぜ必要かというとはなしたい衝動を抑えることが目的。
この黙っている間にフツフツと怒りがたまる場合はアンガーマネジメントのことを考えながら自分の感情を抑えることが大事
相手の言葉をナレーションする技術
何か良いことを言わなければいけないという衝動にかられることもある。それを回避するために相手の言葉をナレーションする、ようするに復唱をすること。
会話のスピードが遅いほど内容を精査でき、否定しない会話を生み出しやすい
承認する 技術
否定しない というのは 相手の言葉や考え、意見、行動について頭から否定し ないという意味。ポイントはどう自分の意見を伝えるか。それはまずは受け取るスタンスを見せること。
受け取ること = 承認 ということではあるが、承認はしても内容に同意をする必要はない。承認するのは「相手がそう言っている」という事実だけ。
「承認」を上手に使いこなす方法
承認には4種類ある。存在の承認。行動の承認。プロセスの承認。見解の承認。
存在の承認は 話し相手がちゃんと話を聞いてもらえると承認してもらったことを受け取ってもらえる承認。承認していない状態は例えば「パソコンにずっと目を向けたまま相手の話を聞く」などになる
行動の承認は 相手がとった行動や相手の出した結果を伝え返す承認
プロセスの承認は 行動の承認と一緒に使える「そんなことを考えているだね」という言葉で相手の考えや行動を承認するのがこれにあたる
見解の承認は 相手の考えを否定しないようにして承認する行為。相手の考えを否定しない言葉として「そういう考え方もありますね」などの言葉がある
同意できないときのコツとしては別の案をだしてもらうなどのコツがある
感想) 少し実例を踏まえた否定しない方法についていろいろ見れた。参考になるところもあるが、否定しないだけで本当にいいのか疑問になることもまだある。言い回しの問題かも知れないが働きすぎているから休んだ方がいい。という言葉は相手の行動を否定する言葉になってしまう。これを同意しつつ少し肩の力を抜いてもらう言葉は何なのか?と考えるとわからなくなる。この辺も経験でなんとかなったりするのだろうか