在宅勤務。「こんなにサボってていいのか」と思うけど、朝から説明会を聞きながらポケモンGOのリーグで遊んでいた。トレーナーレベルが上がり、明らかに古参と思われるプレイヤーが珍しいポケモン(レジスチルとか)を繰り出してくる。負けが込んできた。
今週は1日も出社しなかった。出社しないと洗脳が解けるような感じで面白いように会社への帰属意識が薄れていく。普通に考えて、生まれたままの自然な状態の人間が「労働したい」「会社の成果創出に貢献したい」などと思うはずがなく「賃金支給」を含めた様々な仕組みによって「労働するのが当たり前」「労働しないと生きていけない」という状態に雁字搦めにされているだけだと思う。生活を人質に取られている。何かいい方法はないものだろうか、と常に考えている。
一方で、サボり続けていると会社のメンバーに対する罪悪感で「そろそろちゃんと働きますか……」という気分になることはある。自分にとって労働の動機は責任感と同調圧力だけだ。みんながサボっていれば永遠にサボれる。前の会社ではそうだった。営業に行くふりをしてダーツの大会で優勝している人などがいた。おれも隣の女の子と動物園に行ったりしていた。そんな会社が儲かるわけない。
今日はチバユウスケのお別れ会だったらしい。行くべきかどうか、まごまご考えていたら「チケットがないと行けない」「そのチケットも抽選になっている」と聞いて完全に行く気が失せた。遺影の前に沢山の花とギターとマイクスタンドとエフェクターボードがセットされている会場の写真を見ただけで、正直「行かなくてよかった」と思った。写真からだけでも露骨なほど彼の「不在」が伝わってきたので。おれは死ぬまで彼の死には向き合わないのかも知れない。正直、特に向き合う必要も感じない。