3-13の日記より,引っ越しバイト部分を抜粋して記事化.
2コンビニのグリップは最強
グリップとは何か.それは,滑り止めの付いた手袋のこと.
物を摩擦で挟んで持つとき,摩擦力を強化することでめちゃくちゃ楽に持てる.どこのコンビニでも200円くらいで売ってるけど,誇張抜きで半分くらいの力で持てる.あと木のささくれとか,壁で擦ったりして手をケガするのを防げる.
うちの支社でみんな使ってるピンクのコンビニグリップはこれ.セルフ引っ越しで荷物多い人は,ボトル飲料一本分で筋肉痛にならずに済むので超お勧め.
荷物は足で持ちあげるとよい
バイクの教習やった人は習うけど,膝を曲げずに腰を曲げて物を持ち上げると腰を壊す.腰は立てたまま膝を曲げてしゃがみ,膝だけで立ち上がると楽だし腰を痛めない.これもセルフ引っ越しで大事なポイントかも.
IKEA拒否はあんまりない(と思う)
よく「引っ越しでIKEAの家具は拒否される」とかいうけど,これは体感ベースでは基本無いという感じ.
世間でこの話が出るとき,だいたい「IKEAの家具は分解を想定していないから」と説明される.けどそもそも,ばらして運ぶものって案外無い.大体普通にそのまま持っていくし,椅子くらいならIKEAの物も普通に見る.棚や机なんかも,扉さえ通ればよっぽどそのまま持っていく.
問題になるとすれば主にベッド.トラックに乗せにくいとか,そもそも入口通らないとかで分解することが殆ど(メーカー問わず).折り畳みとかでもない限りは分解する.こういうものに限ると,「分解できないなら」拒否されるかも.(実際現場でそういう状況を見たことは無い.もしかすると,事前の打ち合わせの段階で拒否するか客が諦めているだけかもしれない.)
結局のところ,「入口を通らないサイズでなければ」気にする必要は無いと思う.重さが問題になることはまずない.冷蔵庫や洗濯機,お祖母ちゃん家の桐箪笥だって持っていくんだからね.
案外悪くない
引っ越しバイトは辛いバイトの代表,体育会系しか無理,みたいなイメージもあるけど,案外そんなことはなかった.クソ重い荷物を理不尽に持たされて腰壊す,みたいなことはない.それで物壊したら責任取るのは社員だしね.体育会的な雰囲気はまああるけど,基本的に辛い作業は社員が巻き取ってくれるし理不尽なシーンはない.お客さんの家で作業するから怒るわけにもいかんしね.
あとは移動が多め.1時間作業して1時間移動して1時間作業,みたいなのの繰り返しだから,実際に動いている時間は案外少ない(当然だけど,移動でスマホ見てる時間にも時給は発生する).慣れてしまえば自由時間は凄く多いし,時間経過も早いから案外楽.
唯一全員が言うのは,起きるのが辛い.朝は7時集合,定時(16時)は基本帰れず18時とかは早い方.21時とかも全然あるから連勤すると辛い.でも残業代はしっかり出るから,給料日はにっこり.
そのほか
個人的に一番持ちたくないものは,重い冷蔵庫でも棚でもなく,洗濯機にかぶせるタイプのラック(ランドリーラック).なんでかって?軽いけど,形が複雑で背も高いから死ぬほどぶつけそうになる.そのくせ,大して丈夫じゃない上体積がデカいから,地味に積みづらい.
始める前は重いモノが辛いと想像していたけれど,それはそんなに問題ではない(もちろん軽い方が良いけど).それ以上に,大きいことのほうが遥かに面倒.ぶつけるし,持つところが無かったり,バランスがとりにくいから.寧ろ軽すぎると風の影響を受けるので多少重い方が良い.形が複雑だと,当たり判定がキモくてさらに辛い.