見ました．これはとんでもない映画だね．
いわゆるスパイアクションみたいなものはそこそこ見るけど，こういう重厚なサイエンスフィクションを見るのは久々で圧倒された．これはみんなに見てほしい．
以下ネタバレを含む感想
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
伏線の張り方が凄い．爆弾魔の話がメインだと思って見ていた(ある意味ではそうだけど)ら，ジェーンの出自とか，消えた娘とかの伏線の回収が鮮やかすぎた．主人公(バーテンダー時代)がジェーンに，「人生を狂わせた男を殺させてやる」とか「その男が爆弾魔だ」とか言ってたの結局嘘じゃん，とか思っていたけど，最終的には事実だった．
爆弾魔が余りにも捕まらなさすぎるし，1975年の事件なのに明らかにそれ以降の時代の物っぽい基盤が使われていたあたりで，爆弾魔もタイムトラベルしてるんじゃ...?とは思っていたけど，まさか同一人物だったとは...
途中でロバートソンがバーテンダーの主人公に対して「過去の無い唯一の人間」みたいなことを言ってたシーンの時，もしかして消えた娘=バーテンで，自身の両親(?)を後継のエージェントにするのかな...?と思ってた．
ある意味ではそれは合っていて，でも直後のシーンで娘を1945年の孤児院に置きに行くシーンが来てひっくり返された．
バーテンが「一度だけ」と言っていた恋ももちろんジェーンのこと．
これはなるほどと思った．鮮やかだね．気づいていない伏線がもう少しありそうだ．知ったうえでもう一度見直すとまた面白いのかもしれない．素晴らしい映画だった．どうやったらこんなストーリーを書けるんだろうな．天才だ．