日テレの回し者でもなんでもないですが、まんま世代の私にとっては、大変面白かったので感想を書いてみます。
2024年末に放送された、「日テレの過去の人気クイズ番組に、現代の有名人たちをAIで参加させる」という新しい切り口のクイズ番組。
黄金時代のコンテンツを活かしつつ、そこに溶け込ませるという観点が本当に面白かったんですよね。
マジカル頭脳パワー!!
家族でも勿論、特に自分はハマってたクイズ番組だったので、こういう形で復刻してくれるのは嬉しいですね~。内容も、「超瞬間お手上げクイズ」「マジカルシャウト」「さかさま指令」といった、絶頂期~後期の内容がバランスよく入ってました。
同年にやっていた「平成の名物クイズに挑戦SP」では、穴うめシャウトの問題フォーマットがちょっと違ってて、SNSでプチ炎上したりもしてましたけど、今回は映像も含めて、まんま当時の問題を使って解決。シャウトの問題自体も、似たもの三択や映像シャウトといった定番問題は勿論、初期(溜めないタイプの穴うめシャウト)~後期(名前あてシャウトなど)までバランス良く入ってましたね。
マジカルのクイズの面白さは当然として、AI坂東さんのおかげで、当時から司会者との絶妙な掛け合いが面白さをアシストしてたのもよく理解できます。正直、坂東さんはもう隠居されいるから、AIに頼るのは仕方ないよなぁ。
マジカルオペレーター・永井さんのアナウンスは、AIではなく、本当に今の永井さんが再録しているようです。全く違和感がなかったですし、こういう所にコストをかけてしっかり雰囲気を作ってくれているのは嬉しい!こういう細やかな気配り、ぜひ大事にしていただきたいですね。
― NTV「クイズタイムリープ」より引用
番組では Snow Man 阿部くんが正解したので特に触れられてませんが、超インスピシャウトにおける霜降り明星・せいやの「ドーナッツ」は中々の珍回答だと思う。令和にマジカルの新しい珍回答が生まれるというのは、なかなか感慨深いものです。
さかさま指令のうどん問題も、かなり印象に残ってたので、復刻されて嬉しい。今田さんの名アクション「うどんにらぶらぶ」にも言及されてましたし、羽鳥アナも飯尾さんもめちゃくちゃ翻弄されてて面白かった。
クイズ世界は SHOW by ショーバイ!!
これまた、ミリオンスロットの玩具も持っていたくらい、家族でハマったクイズ番組。題材が「何を作ってるんでしょうか?」だけなのは、仕方ないところかな。
AI逸見さん、当時の空気がちゃんと出てて、本当に違和感がない。当時の空気感を後世に伝えられる手段として、改めて関心しました。逸見さんが、渋谷さんの惜しい回答に対して引き出すやりとりなんかは、当時を思い出しますね。ふくらPのハイエナ未遂も笑った🤣
編集が凝ってると感じたのは、当時の画質に合わせて、合成されている現代の人やプレートの画質もわざと荒くしているところ。ただ、正解音・不正解音などは違うものになっていたので、ここはより忠実に再現してほしかったかな。
現代の山瀬まみvs過去の山瀬まみ対決、ナベどんこと現代の渡辺正行がパネラー席で答えるなど、レジェンド枠の見所もたっぷりでしたね。
アメリカ横断ウルトラクイズ
第8回大会の第一次予選が舞台。さすがにここまで古いと世代ではないのですが、流石にウルトラクイズ、クイズ番組としての影響力の高さを感じます。
一般参加者の中に著名人たちをタイムリープさせるのは、ちょっと無理やり感もあり、番組的にも余興チックな感じもありましたが、それでもこのように番組を後世に伝えているのは素晴らしい取り組み。
ファイナルステージ: 全国高等学校クイズ選手権
「知力の甲子園」路線だった2011年・第31回大会を舞台に、当時開成高で連覇した高校生時代の伊沢拓司(現QuizKnock)に5問中1問でも勝てれば100万円。
もちろん知力の甲子園らしく超難問揃いな上、開成高校の早押しの圧倒的な早さもあり、勝ち目はない…と思いきや、理系出身の Snow Man 阿部くんがまさかの活躍を見せ、勝利をもぎ取るという劇的な展開!これは痺れました。
個人的にはAI河村アナもアツかった。
まとめ
つらつらと感想を書いてみたのですが、世代の人には解像度の高い懐かしさ、知らない人には世代間ギャップを楽しめるという2軸で、非常に楽しめました。年に1・2回で良いので、今後もクイズ特番的にやってほしいですね。