久しぶりに東京・月島にある銀一スタジオショップ開催のセミナーへ。以前参加したのはコロナ前。本当に久しぶり。
テーマは『フォトグラファーのためのプリントワークフロー』。講師は岡嶋和幸先生。
参加特典として、自分が撮影編集した写真データをプロ向け染料インクプリンターと顔料インクプリンターで印刷してもらった。用紙は半光沢、光沢、マットの3種類、計6枚。
私は顔料インクの半光沢が気に入った。
それに追加して、私は写真の明るさとコントラストをわずかに変えた25枚のインデックスプリントをしてもらった。これは、とあるメーカーのプロ向けプリンターでしかできない機能とのことだった。
岡嶋先生のお話で印象的だったのは、プリントする用紙が決まらないとデータ編集の方向性を定められないとおっしゃっていたこと。
用紙によって「白さ」が異なるため、その白さがそのままハイライトに影響することを考えるとおっしゃっていた。
ゴールを印刷することに定めると、その前の過程での考え方も変わってくる。
今回のセミナーでは、AdobeクリエイティブカレッジのPhotoshopコースで学んだ知識がとても役に立った。色空間、sRGBとAdobeRGBについては特に。
クリエイティブカレッジの卒業制作で作った広告バナーが、自分としてはとてもダサくて情けなかったけれど、知識はちゃんと身についているんだな、と実感できた。前に進んでいると思えた。
また、今回のセミナーでは、キャリブレーションしたディスプレイで自分が撮影編集した写真を見ることもできた。編集の方向性は間違っていないと思えた。自信になった。
帰りに、昨日発売の『コマーシャルフォト』を買おうと本屋さんに寄ったら、在庫がなかった。特集をどうしても読みたい。