ぜーんぶ個人の感想です-2024/04/08

yknr
·

・朝ドラ「虎に翼」がおもしろい、という話をする。まだ2週目に入ったばかりだけど、良い……と毎日かみしめている。朝ドラ自体は母が何年も毎日見ているのをタイミングが合えば見ているという感じで、シリーズもあらすじも何となくは知っているが、積極的に見るものでもなし、という立場だった。「ちむどんどん」はストーリーの破綻ぷりを楽しむために見ていたところもあるけど、あれもまあ、あとからどういう話か聞くだけで全然よかった。

自ら進んで視聴している朝ドラはこれが初めてだ。なぜ見たのか。まずは伊藤沙莉さんが出ているから、というのがある。「映像研には手を出すな!」の浅草氏の特徴的で、でもとてもしっくりくる声に惹かれた。

朝ドラを見て、伊藤沙莉さんの誠実でまっすぐな演技が主人公の寅子にぴったり合う、と思った。応援したくなる。今日の分も見たけど、私は単純な視聴者なので、寅子が強く当たられると嫌ぁな気持ちになるし、満点の回答に満足そうなのをみるとほほえましく思う。まだまだ始まったばかり。女子部の面々が個性的でこれからが楽しみである。

それと、外せないのが米津玄師の「さよーならまたいつか」。これがめちゃめちゃ良い。録画で見ているのだが、OPが飛ばせない。軽やかで、前向きな強さがある。歌詞は確認したりしないので、正直味わい尽くしきれてはないと思うが、まっすぐな瞳がクローズアップされる映像の後ろで歌われる「土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった」にガツンとやられた。映像もすばらしくて、私は毎回最後のさまざまな時代の、さまざまな立場の女性が踊っているところで涙が出る。一番最後の沙莉さんのあの表情も最高ですよね。ね!

気が付いたら朝ドラのことばかり書いてしまった。

・それで改めで思ったのは、売れている人はやはりすごい。自分に刺さるかどうかですごさを感じるのはおこがましいが、売れる人には売れるだけの理由があると思わされたことが最近何回かあった。米津玄師のいい曲書くなー、もそうだが、サカナクションの山口一郎がプロデュースしたTHE2の「恋のジャーナル」を聞いた時にも同じことを感じた。たまたまシャッフル再生で「恋のジャーナル」が流れた。かっこよくて、ためしに他にも何曲かきいたけどしっくりこなかった。なんでだろうと思ったら山口一郎がいた。というのは、山口一郎を神格化しすぎているし、しっくりこないのは好みもあるし、すべての曲を聞いたわけではないので、もしかしたらまだ出会えていないだけでもある。が、「山口一郎がいた」という事実が妙にしっくりきて、うわー、すげえなと思っちゃったんですよね。

桐野夏生の『照子と瑠衣』を読んだ時も、初めて著者の作品を読んだんだけど、冒頭の文章から流れるように読めることに気づいて、さすが長年文章を書いている人は違うな、と感動した。

30分で書こうと思ったら全然時間が足りなかった。いけるかと思ったら、意外と書きたいことがあってびっくりだよ。まだ書こうとおもってかけてないことある。納豆キムチめかぶ丼の話とか。