・先週、2泊3日の尾道・広島旅行に行ってきた。かなり良かった。
・何が良かったか。今回は、とにかくしたいことをする、無理をしない、休む、を信条に計画を立てていった。私は貧乏性であれやこれやと詰め込みすぎるきらいがあるので、もうとにかく、そういうのを一切無視した。結果はわりとあれやこれやとしていたんだけど、休んだ時間も多かったので疲れすぎたりはしなかった。
・広島がほんとうにいいところだった。緑多いし、海もあるし、あとやたらベンチが多かった。これは観光地だから、という理由なのかもしれないが、とにかくベンチが多い。バス停ひとつにつき3つぐらいベンチがある。公園に行けばやはりベンチがあり、テイクアウトで買ったコーヒーをお供に本を読んでいたが、時間が溶ける。ずっとここにいられる。
・海がよかった。なんか自分も気づいていないくらい、海のこと好きっぽい。すごく落ち着く。尾道ではほぼ海を見ていた。向こう側に陸の見える瀬戸内海もよかったが、日本海も見てみたい。積極的に海見れるときは見に行ったほうが良い。
・尾道は登坂が多くて、これは今のうちに行っておいてよかった。千光寺にはロープウェイでいき、帰りは徒歩にしたが、マジで膝が笑っていてびっくりした。あれ、自分の膝、震えてない? という感覚がおもしろかった。先を行くおじさん三人組も「膝がわろてますね」と話していた。
・でも、なんだかんだ一番最高! !と思ったのは、ホテルでだらだら過ごした朝支度かもしれない。時間を気にせず風呂に入り、ラジオを聞きながら支度して、紅茶をいれて本を読む。これをしたとき、うわ、今休んでる、と実感した。妙に心が凪いでいるというか、すとんと気持ちが落ち着いたというか。
・これをね、毎日やりてーんですけど、いかんせん物がごちゃついてるから、視覚がもう休めない。風呂もごちゃついてる。
・気候も良かったのも幸いして、総じていい旅行だった。宮島とか島めぐりもしたいし、むすびのむさしを食べ損ねたから、また行きたい。
・ちょうど旅行に行く前に本屋で益田ミリの『47都道府県女ひとりで行ってみよう』という本を見つけて購入した。広島の章だけ先に読んだんだけど、名物のものを食べなくてよい、地元の小料理屋でコミュニケーションをとるのはやりたい人がやればよい、というようなことを書いていて、私のやりたい旅行をやってる、と思った。なんかそれくらい雑でいいよな、旅行。
・ドリップコーヒーとカトラリーセットを持って行ったのは、心の余裕になった。ご当地のコーヒーを買うというのも手だけど、買わなかったときの予備としてあると気の持ちようが変わる。今回は尾道紅茶を買ったので、持参したものは使わなかったがそれもまたよし。
・旅行の日程をほぼ決めずにいてもやっていけるけど、最低限交通機関は調べておいたほうがよかった。特にバス。路線図があるとめちゃ便利。今回の私は適当なバスに乗って全然違う方向に行きました。
・旅行まじでいい。