「武器としての交渉思考」がよかった

くんぺ / ymdpharm
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公開:2024/11/17

交渉は他者との win-win な合意を探るプロセス。これをうまくできるとお得だよって話。

1つのみかんを取り合うふたりが、よく話してみると一方は中身のみを、もう一方は皮のみを必要としていて、そもそも取り合う必要がなかったことに気づく、みたいな例が載ってた。

ポイントは、うまくやれば価値の総和を増やせる点と、その設計のために相手の論点を理解する必要がある点。これをやるのが交渉。

「おれはみかんが要るんだ!!」と騒ぐだけでは辿り着けない解がある。


ほかの人やチームの協力がないとできないことは多い。優先度を変えてもらったり、リソースを調整してもらったり、何かしらの毀損を許容してもらったり。交渉が多い。

そのとき「みかんの皮だけがほしいんだよね〜中身あげるからさ〜」を精度高く早く言いたい。そのためには、相手のコンテキストを理解しておかないといけないね。

営業したことないからわからないけど、トップセールスの人とかは、顧客相手にこれを上手にやっていそう。

一方で、交渉ばかりやっててもしょうがない。チームの形やコミュニケーションの工夫によって、なくすまでは行かなくても減らせる余地はありそう。できるだけ具体的に同じゴールを共有できているとラクできる、とかもありそう。


「君はたまに強行策に出ようとするよね」と同僚に言われて考えたことでした。書籍にはもっとスケールの大きい事が書いてあっておすすめです。