直近の数ヶ月、必ずというわけでもないが、週末になると偏頭痛が起きる。例えば金曜日の終業後とか子供に夜ご飯を食べさせている時に、偏頭痛の前兆である白い光が視界に現れ始める。偏頭痛は発作時に飲む薬も貰っているし、前兆が現れたらそれを飲んでさっさと寝てしまえば頭痛そのものはそんなに苦ではない。偏頭痛は中学生の頃からの付き合いなので、自分の性質の1つとして受け入れているつもりではある。それでも偏頭痛は決して快いものではない。偏頭痛が起きた後は何となく暗い気持ちにもなる。関係あるのかは分からないが頭痛で寝ていると嫌な夢を見ることもある。翌日はもう頭痛はないのだが、何となく体調が良くないことが多くて、しっかりと身体を立て直すのにはその次の日ぐらいまでかかる。
ところで、なぜ週末に起きるのか?そして今まで数年間はほとんど偏頭痛は起きなかったのにどうして頻発するようになったのか?実際のところはよく分からないけど、緊張が緩んだときに起きることが多いという経験則が自分の中にある。例えば、長かった試験期間が終わりに近づいたとき、引っ越しが完了したときとかだ。週末に起きるというのも、自分ではそこまで自覚はないけど、1週間をやり通すことに対して緊張感を持っているせいなのかもしれない。仕事だけならそこまででもないが、育児も加わるとまた違うのかもしれない。
これは風邪なんかにも当てはめることができるかもしれないけど、自分に対してブレーキをかけるべきときに人は体調を崩すのかなと思う。なので体調を崩して横になっているときは、ああ、自分は頑張ってたんだな、偉いなと思うようにしたい。
昨日も数週間ぶりに偏頭痛が起きたので、そんなポジティブシンキングをして眠りについたのだが、眠りから目覚めると午前4時ごろだった。暇なのでレイモンド・カーヴァーの短編集を読んでみた。何となく分かっていたことではあるんだけど、本当にうんざりするほど暗い話ばかりで酷い気分になってしまった。少なくとも病床に伏せているときに読むべきものではないように思う。(もちろん、その暗さの中でしか表現できない人生に対する示唆みたいなものがあるんだろうとは思うが...)