電車の映像広告にアシュレイが映っているを見て本当に驚いた。まさかアナザーコードがリメイクされて Nintendo Switch で発売されるとは思わなかった。
自分は「アナザーコード 2 つの記憶」の世界観や文章が大好きで、当時何周もプレイした。このゲームが演出する 1920~40 年代頃(多分)のアメリカの文化や空気感が好きだった。実際のところどれだけリアルなのかは今もよく分からないけれど、当時 12 歳だった自分には魅力的に映った。
キャラクターも良かった。まだ自分は小学生だったので、主人公のアシュレイは年齢は近いけど凄く大人っぽい感じがしたし、船長は頼れる人生の先輩という感じがして格好良かった。
「大人になるときは少し疲れるもんだ」と、確か船長がアシュレイに語っていたシーンがあったと記憶しているが、何となくこの言葉が印象的で 20 年近く経った今も思い出すことがある。「少し心が疲れたな」と感じたとき「もしかすると少し大人になれたのかな」と考える。「大人になる」というのはこの作品のテーマの 1 つなのかもしれない。
この作品で遊んでいたのは 12 歳の頃だった。もう 30 歳になった。自分はどれだけ大人になれたのだろうか。