テープシミュレーター RND 542

ynesco*
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かつてから手元にあったRupert Neve DesignsのテープシミュとSILKの音を、今のオーディオシステムで真剣に聴いてみる。

ピュア視点だと厳しいと予想したけど、意外と製作よりオーディオ機器としての方が面白いかも。

音場と解像感をやや犠牲にしつつも音の実体感が強調され、歌物やシンプルな編成は聞きやすく。

テープらしいコンプ、サチュレーションによって独特のパツパツとしたパンチが付与されて躍動感が出る。これは自分が良いアナログ再生でもよく受け取る感覚。付加価値マシマシスタイル。

一方で製作用としては、こういった潰す方向は今求める音とは違うし、ただでさえ録音の絶対的品質を上げるのに難渋する素人おじさん👴に必要な機材ではない。SILKは分かりやすい&使いやすいで非常に良いけど、Shelfordにもついてる。

オーディオを経て何より感じることは、余計な機器を通すこと自体の音質劣化の恐ろしさ。通してオン&オフの試聴より、オフ&直結の試聴の方が圧倒的に求める音のクオリティに影響する。

とはいえ、この考えが製作においてどこまで揺り戻すのかもわからない。

@ynesco
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