JaSST'24 Tokyo 1日目 / D2-1 既存プロセスからの脱却と変化に適応するために必要なこと

yocaji
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※発表を聞きながら取っていたメモを元にしているため、誤りがあるかもしれません。あくまで個人のメモということでご了承いただければと思います。修正が必要な場合はDiscordのid:yocajiまでお知らせいただければ幸いです。

登壇者

  • とうまさん

    • サイボウズ

    • kintone開発チーム、スクラムマスター兼QA

抱えていた課題

  • QAプロセスを改善したいがなかなか進まない

  • 短期的な対策が中心になりがち

経緯

  • 2022年初頭からスクラムチームにQAが入るようになった

    • ただしテスターはスクラムチームの外

  • その後、製品の領域ごとに分割してチームを構成するように

  • 2022初頭のkintone QAの課題

    • 毎週のQA振り返りが改善につながらない

    • 中長期的な課題に取り組みづらい

    • 領域分割への対応

  • 検討会発足

    • 課題に対する改善策を議題とする

    • 4月から11月まで全17回

    • 1~5回で課題出し、分類

    • 9~17回でマニフェスト策定

kintone QAマニフェスト

  • 常に最適な方法を考える

    • 人海戦術ではなく効果的に取り組む

  • 品質文化を浸透させる

    • チーム一体となり、品質を保つ

  • 最後の砦とならない

    • 適切なフェーズで品質を作りこむ(シフトレフト)

実際はもっと詳しい記述になっているとのこと。このマニフェストが改善の方向性のよりどころとなった。

改善の具体例

  • 機能別観点一覧の廃止

  • 手動回帰テストの削減

  • マージ前の試験完了

まとめ

  • プロセス改善の拠り所となる行動指針が重要

  • 価値観が指針になる

  • 指針があると改善を進めやすい

感想

もし先に改善の具体例を聞いていたら、なぜそれだけのことができたんだろう?と知りたくなると思う。その理由が、価値観の共有だったということで納得。すごい。