ここ数日、定時で帰れる時は一駅分歩いております。30分くらいでしょうか。最初の頃は歩き慣れない道にキョロキョロと周りを見ながら歩いていましたが、もう地図アプリを開かなくても歩けるようになったので、イヤホンを耳にさして歩いています。
先日はふと大好きなPeople In The Boxの曲を聴きながら歩こう!と思い、最新アルバムの「Camera Obscura」を頭から再生しました。ああやっぱり大好きだなぁとしみじみ思いながら歩いていると、「螺旋をほどく話」が流れてきて、その瞬間この曲のミュージックビデオを初めて見た日を思い出しました。
このミュージックビデオが公開されたころは本当に毎日が仕事で手一杯で辛かった時期でした。お昼休憩と会社のトイレでツイッターを開く短い時間だけが息のできる時間だったように思います。「螺旋をほどく話」のミュージックビデオが出る!と分かったのは残業中に行ったトイレの中、公開されて初めて見たのはお昼休憩中。とてもよく晴れてた日でした。お弁当を食べながらイヤホンを耳に突っ込んで、ドキドキしながら聴いて、一回では理解できなくてもう一回、またもう一回……と聴きました。「螺旋をほどく話」の最初の印象は「とっても爽やか!想像以上にあっさりしてる曲だな」でした。でもこの後何度も何度もミュージックビデオを見て、アルバムのサブスクが公開されたらアルバムを通して聴いて、そしてライブでも浴びるように聴いて、どんどん印象が変わってきました。本当に深みのある曲。
印象は変わっていったけど、こんな真冬に聴いても初めて聴いたあの初夏の体温を思い出します。