夢日記 2024.01.29

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こんな夢を見ました。

サークルの飲み会に参加し、乾杯も終わってガヤガヤしている中、無性にお風呂に入りたくなった。1日に1回は入りたい。お風呂に入ろう。とりあえずバスタオルを体に巻いてみたが、肝心の風呂は入れるのだろうか。ふと左隣を見ると同じくバスタオルを体に巻きつけた先輩がいた。

「あの、カオリ先輩もお風呂ですか?お風呂にはどう入ればいいのでしょう」

「お風呂わたしも入ろうと思ってたんだ。お風呂ここで入るのは有料なんだけど、うちのサークルで2枚チケットもらってるらしいから使っちゃおうよ!本当は1人一枚だけど、2人で一枚使っちゃおう。たぶんお風呂くらい2人で入れるよね」

私は自宅の風呂場を想像し、まあ2人ギリギリ入れるかと判断はしたが、1人一枚のところを2人で使うというズルに若干の罪悪感を覚えた。

「ねえ、〇〇ちゃんもお風呂入らない?」

カオリ先輩がカオリ先輩の左隣にいた女性に声をかける。ああ、あの先輩か。

「入る入る!お風呂って入らなくても良いことは分かってるんだけど、1日に1回は入りたいんだよね!」

共感し、うんうんと首を縦に振った。

「じゃあ用意してきます!」

私は風呂の用意をすべく、自身の荷物が置いてある場所へ向かった。カバンの中身はぐちゃぐちゃで、着替えがどこにあるのか分からない。ええい、全て持っていってしまえ!とカバンごと担ぐ。すると隣から同期のマリエちゃんの声が飛び込んできた。

「あ〜あ、お風呂に入りたい!」

「ねえ、これからお風呂にカオリ先輩たちと行くんだけど、マリエちゃんもどう?」

マリエちゃんにこっそり話しかけると、彼女は目を輝かせ、行く!と話に乗ってくれた。

「カオリ先輩とだれ?」

「カオリ先輩と、えっと、カオリ…先輩?」

もう1人の先輩の名前が思い出せず、しかし何故か2人とも同じ名前だったような気がした。カオリ先輩と連れ立ってる人をもう一回見ようとあたりを見回したが、いない。その名前の分からない先輩だと思って目を合わせた人も、私のアイコンタクトに、訳のわからない顔をしたのでこの人は違う人だ。まずい、名前だけでなく顔も分からなくなってしまった。

カオリ先輩の後ろ姿が廊下に見えたので、マリエちゃんと一緒に廊下を歩く。

「お風呂ってどこにあるの?」

「この建物の中らしいけど、カオリ先輩についていこう」

炊事場が並ぶ廊下を抜けるとショッピングモールの入り口のようなものが見えてきた。店先の花が彩っている。本当にこの中にあるのだろうか。普通のショッピングモールに見えるけれど。入り口の自動ドアを通り抜けると、花屋や雑貨店がならび、その奥はゲームセンターになっていた。ゲームセンターのさらに奥をよく見るとプリクラ機よりも一回り大きい箱のような物が並んでいる。まるで一つの街並みのようだ。これがお風呂か!期間限定で色々なお風呂を試せるという企画をこのショッピングモールで行っているようだ。

「わたし、早くお風呂入りたいから待ち時間少ないここにする!」

決断力のあるマリエちゃんはお風呂ブースに入ってすぐの白いお風呂が置いてあるこれまた白っぽい店に入っていった。受付を済ますとズンズン奥へ進んでいく。私も入ろうとドアに手をかけたが、受付のすぐ後ろにバスタブがあり(泡風呂のようだ)、そこに男の人が沈んでいるのを見て戸惑った。男の人もいるのか……。なんだか気まずいな。そう思うと中々入れない。でも私も早くお風呂に入りたいし、マリエちゃんの次にこのお風呂に入ろうかしら……。そうこう迷っているうちにマリエちゃんが出てきた。まだマリエちゃんはお風呂に入っていないはずだと訝しんでいると、マリエちゃんの荷物を渡される。

「ごめん、トイレ行くからそれ持ってて!」

マリエちゃんがトイレから帰ってきたらそのタイミングでこのお風呂の受付をしよう。そう決意しマリエちゃんを待つ。すると、4人連れが目の前の風呂受付に入っていった。先を越されたのである。

トイレから帰ってきたマリエちゃんに荷物を渡すと、私は別のお風呂を探すことにした。マリエちゃんが選んだお風呂の外装には「1」と赤い文字が表示されている。おそらくこれが待っている人数なのだろう。風呂ブースを練り歩くと「14」「40」などかなり人気な風呂もあるようだ。私も選り好みせず、待ち時間が少なそうな風呂にしよう。ぐるぐる回っているうちに、お風呂ブースを通り抜け、また入り口に戻ってきてしまった。慌てて引き返す。入り口から風呂ブースまでのあいだにあるゲームを見るとUFOキャッチャーなどにも待っている人数の表示があった。「35」と表示されているUFOキャッチャーがあるが、そのゲームを触っている人は誰もいない。自分の順番が来たことを忘れている人がいるのだろう。ゲームの順番を待つ残りの35人の人たちが哀れに思えてきた。もしかしたらその35人もこのゲームのことを忘れているのかもしれないが。UFOキャッチャーだけでなくアーケードゲームのようなものもある。画面の前に立ち、画面で次々に指示されるポーズを取ると得点がもらえるゲームのようだ。後ろからマリエちゃんがやってきて「楽しそう!」とゲームを始める。私は特に興味がなく、楽しむ彼女を置いてお風呂探しへ戻った。

待ち人数が「出」と表示されている店が続く。入れないのだろうか?「出」の店のひとつに貼り紙があったので確認すると「出勤時間 09:00〜15:95」とあった。現在時刻を確認すると15:00である。なるほど、15:95は過ぎている。カーテンの隙間から覗く部屋も電気が消えているようだし、別の店を探す。

薄いオリーブ色のお店の待ち時間が短そうだったので、受付の若い男性に声をかける。「あ〜…確認しますね」怠さが滲み出る声色と若そうな雰囲気からバイトだろうか?と想像する。受付の男性が奥へ消え、受付の机に目を落とすと、予約表のようなものがあった。「1」の文字の次に「4」と書かれている。今お店にいる客は1人のようだ。この数字が人数だとすれば、「4」人はどこにいるのか。おそらく私はこの4人の後になるだろう。そう考えていると家族連れの4人がやってきた。4人は施術台に横になった。私はそれを見つめる形で席に座り順番を待つ。受付の男性とは別の人が出てきて家族に鍼を刺し始めた。左から2つめの施術台に横になっている小学生くらいの男の子が鍼を刺される度にビクッと震える。痛いのだろうか?痛いのは嫌だなぁと思っていると、マリエちゃんが後ろからやってきて「まだ入ってないの?」と隣の席に座った。鍼師が横並びの家族に順番に鍼を刺していく中、ビクついていた男の子が鍼に耐えられなくなったのか、急に施術台から転がり落ち出口へと駆けていった。私の横を通り過ぎたあたりで、施術台から伸びていたゴムが彼を施術台へ引き戻す。こういう人を逃さないために施術台の足にゴムが引っ掛けてあるのか、と納得した。そしてふと、私は鍼を受けにきたのではない、お風呂に入りに来たのだ!と思い出した。念のため鍼師に「ここお風呂ってないですよね?」と聞いたら「ないよ!」と返ってきた。もうマリエちゃんはあがってきたというのに、私はまだお風呂に入れていない。「すみません、お風呂ないみたいなのでここ出ます!」と謝り店を出た。早くお風呂に入りたい。

ここで目が覚めました。変な夢!前日にお風呂に入りそびれて、朝に入らなくちゃなあと思ってたのが反映されたようです。この夢から覚めた後に無事お風呂に入ることができました。

@yoen
日記にする予定