昔は映画が大好きで、一日一本見ていた時期もある(毎日映画館は無理なので、レンタルで)。
雑誌等でよく特集されていた「見るべき映画○○」みたいなものも読んで、影響を受けていた。
粋がってフランス映画とかめっちゃ見ていたし、ミニシアターも足しげく通ったけれど、いまだに理解できていないものも多い(もちろん好きなものもたくさんあるけれど)。
「通ならこれを見ているはず」「絶賛するはず」みたいな基準は、気にしなくて良かったんだな…と今になって思う。
それよりも、自分が好きなものに対して「なんで好きなんだろう」「どこが良かったんだろう」と掘り下げたり、「これも好きそう」と探したりするほうがきっと良かった。
何が言いたいかというと、世間の「このジャンル好きな人なら○○を知ってて当然だよね」みたいな考え方は、評論家にでもならない限りは無視していいんだなーということ。
(ただ、自身もそのジャンルの作家になる場合は、勉強のためやパクリ防止のために見る必要があるとは思うが)
ようやくそういう「見栄」みたいなものが抜け落ちて、好きなものをまっすぐに選べるようになってきたのが嬉しい。