理知的で素敵だなと思って本を読んだり講座を受けたりした方を深く知ると、「え」と若干引くことがある。
なんというか、対象を客観的に見すぎていて温度がないなあ…と思うのだ。
正論ばかりで心に響かない感覚に近い。
客観だから見えることもあるが、主観があるからこそ見えるものがあるということに気がついた。
そこに気づくまでには、公平で客観な視点だけでは得られない、当事者の苦しみに接したという経験がある。
なんだろう、性被害に遭ったという事件において「加害者にも事情があるし、ここはイーブンで」と言われたときのような感覚に近い。
客観は大事だが、主観も大事にしないと…と思う気づきだった。