本を読んで「うわあ面白かった!」「ためになった!」と思っても、いざその感動を言葉で表現しようと思うと筆が止まる。
いや、「面白かった!」「すげー!」くらいは言えるのだが、
その本の内容
読む前の自分の前提や考え
読んだときの衝撃や変化、感動のポイント
読後の感想
などをきちんと書こうとすると結構むずかしい。あと、考えを言語化するためにかなりの時間がかかる。
書評を書いている人ってすごいなー!と感動してしまう。
もちろん、本を書いている人もすごい。
ちなみに、最近読んで「すげー」と思ったのは「仏教思想のゼロポイント」で、ブッダの教えについて、その名の通りゼロベースから考察している。
ここまでまとめるにあたっての、著者の修行や学びを思うと感動しかない。
そんな叡智を2000円弱で読めるのだから、本はすごいなあ。
とはいえ、どんなに素晴らしい本でも、その内容を読み込むための素地(例えば文字が読めるとか、本の内容に関する自分なりの考えがあるなど)が必要なので、「これってお買い得」と思えるような素養を得たいと思ったりもする。