人生はジグソーパズルに似ている。
ふと思った。
もう使い古された言葉なのかもわからない。
でも、久しぶりにジグソーパズルをしてみて実感してみてその言葉が浮かんだ。
小さい頃からジグソーパズルが大好きだ。
とにかく夢中になって、完成してはまた崩して、何回でも繰り返し熱中した。しまいには、裏側にペンで絵を描いて自作のパズルまで楽しんだくらいだ(めちゃくちゃ簡単なものになってしまったが)。
ジグソーパズルをするときは、絵をよく観察して、形をよく見て、仲間を探して、ピースを繋いでいく。上下左右を逆さまにしてみたり、見方を変えたりしながら形成していく。夢中になる。たまに、間違えてしまう。後になって間違いに気付くこともある。
人生に準えてみるとどうだろうか。自分や他人をよく観察して、特徴をよく見て、似た価値観をもつ人たちと繋がっていく。ときに、逆の立場に立って考えてみたり、視点を変えて物事を捉えてみたりしながら視野を広げていく。夢中になって生きる。失敗や間違いを経験することもある。経験したからこそ、正しい道を知ることができる。
ジグソーパズルに熱中しながらも、一方で思考を巡らせている自分に気づく。幼いあの頃よりも、色々なことを経験してきたんだなと思う。童心に帰る、とはちょっと違った感覚だったけど、余計なことは考えず夢中になれたのはとても楽しかった。
人生のピースは、最終的に人とひとの繋がりだと思うから、ひとつひとつ大切にはめていきたい。そして、おばあちゃんになる頃には、唯一無二の大満足な作品を完成させたいなと思う。