クリティカルな寝坊をした日は一日の重大ニュースがほぼそれになるので、その後の記憶はあんまりないのだけれど、きのうはそれ以上にいろんなことが起きて楽しく、自分としても季節が変わったんだなと思ったのでちゃんと日記を書きます。
書き切ってふわふわ着地点を探している間に寝てしまったので、きのうの話だけど全部今日で記載があります。
ぜったいnoteのほうがいいのだけれど、脳から産地直送でお届けするのでここに書きます。noteはわりとこう、テンションの調整が必要なので。
改めてZINEフェス福島ありがとうございました。地元とはいえかなり距離がある(福島県は縦にも横にもでっかいところなので)街での開催ではありましたが、電車が出る20分前に起きたにもかかわらず奇跡的に間に合って、無事にたどりつき、紆余曲折ありながらもたのしい一日でした。
ZINEフェスの会場にはいろんな人がいて、いろんな考えを持つ人がいるし、それがいろんな形で目の前にあるんだなというのを、あの時間の中で痛いくらいに突きつけられるところがわたしは好きです。「いろんな」の中にはもちろんわたしも入っていて、向こうから見ればわたしも「いろんな」ふうに映っているんだよなあと思っていました。
長い冬を経て、あの椅子が怖くないものなのだと思えて本当によかったです。
よかった。わたしはおそらく、冬という季節が怖くてたまらないし、寒さにはめっぽう弱いひとなんだと思うのだけれど、前回のイベントに出た12月はほんとうに「もうやめちゃおう」と思っていました。原稿もつらいし、寒いし、日は短いし。スペースを設営して、正面を向いて座ったとき、この椅子が自分の場所ではない気がずっとしていて。
は〜緊張してきた。きのうまでの不安とか怖さとか、そういうのが一切ないわけではなく、ただ背水の陣というか、自分の中で覚悟的なものが決まったというか「やるしかないな」みたいな悟りというか…そんなのがある。
あと単純にさっき朝日を浴びました。日光、私の生活にマジで足りてなかったもの
これはそのイベント当日の朝の日記(というか書き散らしていたnotionのメモ)なんですけど、ここからもわかるように、めちゃくちゃ気を張り詰めていて「もう今日終わったらやめちゃうから、ケーキ食べにいく」くらいの気持ちでした。
それから、春が来るまでは一人の制作をセーブして、寄稿のものばかりを書いていたのだけれど、いろんな人、一緒に作品を作る人、それぞれの作品を作っている人と話したり、彼女たちの作品に触れたりして「まあなんとか…」みたいなところまでは回復した。デジタルデトックスを経て、自分の世界にもちゃんときらめきが残っていることに気がつき、それから原稿合宿の期間に入ってからはずっと楽しくて。自分が好きな、自分の活字の深海に潜っていく感覚がほんとうによく、「ああこれは、こんなにもたのしいことだったんだな」とまで思えるようになりました。ここでだいぶ春を迎えている。
自分の活字の海に潜って、ときどき顔を上げると友人も友人の海で漂っている。漂いながら見た景色はまったく違っていて、それを共有できるツールがお互いにとっての本という形だったのかもしれない。あるいは、絵であり、ものであり、言葉だったのかもしれない。そう考えると、やっぱりこれからも続けたいなと思いました。やっぱり書いているときや何かを作っているときが一番感情が生き生きとしているんですよ。とてもよい。自分の文章を書きながら、旅費のための労働で干からびた心がふよふよのゼリー状になっていくのがわかる。かなりよい。長かった冬ももう終わりかもしれないなと思って、ほぼマイナスなところからプラスまではいかないけどゼロぐらいにできたのが今日はよかった〜と思っています。何かがあったわけではないけれど、冬は氷点下まで気温が下がるのでね、大寒を過ぎて立春、春分まできた、みたいな感じです。なので、この先は穀雨が来るし、また夏至へ向けていのちの気配を増していくようなエネルギーの使い方になっていくんだと思う。その証拠に帰りの電車で次の新刊のことをふわふわと考えているので。冬のときは、ケーキを食べて少しだけ心が軽くなり、帰路についたあとも偶然のタイミングで届いたメッセージにちょっとだけ心が救われていました。けれど、それきりで、何も浮かばずただ年の瀬が迫る日々を週末仙台市民として慌ただしく過ごした記憶。
少なくとも今日は冬のネガティブな思い出をきらめくものに塗り替えられてよかったなと思います。今年の冬、謎にめちゃくちゃしんどくて、ネガティブな思い出も多いのだけれど、いろんな人の力できらめく思い出への上書き保存に成功している。という意味では、いろんなタイミングでご飯を食べたりおしゃべりをしたりしてくれる友人たちに感謝である。(「友人」と書いたけど、友人なのか知り合いなのかみたいな関係性ポイントの兼ね合いで判断に迷うなあって書きながらむずむずした。感謝のセルフサービスになってしまうな…「ここに置いておくのでよかったらぜひ」のそれですね)
◎「水面のきらめき」のはなし!
きらめく水面が好きなんですけど、というのを前提にしてわたしの画像フォルダには「水面コレクション」というのが存在しています。新刊セットの表紙にしたのも水面コレクションから。これは、仙台のうみの杜水族館にあるイルカのプール。夕方に差し掛かる頃の、その日最後のショーのときの水面。3月中旬にソロ水族館したんですけどめちゃくちゃ楽しかった。イルカショー3回見て、ちょうど日が傾き始めるころの名残惜しそうな光を反射してる水面。本当は画面の奥のほうにイルカがいるのだけど、トリミングの関係で切ってしまった。
ここまでは前提でしかなくて。わたしはこういう「きらめく水面」が好きです。なので、今回も中身に合わせる形で水面コレクションから一枚表紙にしたのだけれど、「これ、あの윤슬(ユンスル)では?」と気がついたのが3日ぐらい前のこと。ドヨンさんがソロで歌っていたkilling voiceを見て苦しみながら、そうだよなと思いつつ、さっきようやく調べました。ユンスルだった。あのきらめきを表す言葉が存在していたことに、また世界がきらめきを見た気がした。世界、おもしろい。
わたしが水辺に近づくたびに撮り溜めている水面コレクションがあるので、ユンスルに限らず今後も使っていきたいところ。水たまりとかもいろいろあるよ。
◎来月のはなし!
次のイベントは文フリ岩手。なので、次は盛岡で会いましょう〜。岩手は寝坊したらほんとうにどうしようもない距離の移動が待っているので、前日も早く寝ます。各方面で頭があがらないほどに心強いみんなと出るのでよく眠れると思う。
その翌週6月28日(日)はZINEフェス仙台ですね。こちらはソロ参加なので、どきどきです。今日の新刊をメインに、間に合えば何かがあるはずです。まだ書いてないけど、なにか簡単なものを作りたいなの気持ち。もう冬を超えたので「大丈夫でしょう〜」とふにゃふにゃの笑みを浮かべています。
どちらも近くなったらまたお知らせします〜!たのしみ。ひとまずは、ZINEフェス福島ありがとうございました&おつかれさまでした!またどこかで!