Weekly Musics in 5th week oct 2025

よん
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公開:2025/11/3

すっかり11月ですね。早かった。「はやく当日を迎えないかな〜」とか「楽しみだなあ」とか「早く明日になってほしい!」みたいなことを思う時もあれば、一方で「早すぎる」「置いてかないで」と思うこともあり、時間という概念はぐにゃぐにゃなんだなあと思う。時間と感覚の話、もっともっと知りたいのだけれど、これは突き詰めていけば行くほどアインシュタインに近づいていく感じがして踏み入れるのを戸惑ってしまう。来世うっかり人間になってしまったら踏み入れよう。

ちょうどいまネイルを塗り直しながら書いているので、歯磨きのついでとか、遅延している電車の待ち時間とかにどうぞ。今週もアジカンとユニゾンと、フジファブリックみたいな感じです。

▽10月最後のプレイリストはこちら。


10月27日(月)Easter / 復活祭,踵で愛を打ち鳴らせ/ASIAN KUNG-FU GENERATION

月曜日はだいたいアジカンを聞いている。適当に1時間ぐらいのアルバムをかけて、ポモドーロをだいたい2セット。ここでなにかエラーが起きればすぐにリカバリーが効くようにする、という何年目かのライフハックを得た。本当に何年目なんですか…。

だいぶ時間をかけて仕上げたジェルネイルがいい感じにきらきらしていていい。2週間ぐらい持ちそう(と、月曜の私は思っていましたが、7日後のわたしは飽きてしまって塗り直しています、いま)。パンダのクッションもほどよく暖かく、いい感じ。背中側で可愛いものをぎゅうぎゅうにしている罪悪感は早々に薄れ、若干の申し訳なさと時折肩のあたりを見ると顔があることに癒されている。かわいい。

あとようやくゴッチのnoteを読む。ゴッチ…!ASIAN KUNG-FU GENERATION!

10月28日(火)ガリレオのショーケース,場違いバミングバード/UNISON SQUARE GARDEN

(これは少し変則的にクロスフェード映像なんだけど、どっちも聞ける&これです、この円盤、わたしがスカパラに出会った円盤。え〜〜なんかもう全部好き)

エアロバイクを頑張った日。仕事をするときはアジカンで、運動するときはユニゾン。なんでこのスタイルになったんだろうと少し考える。たぶん、アジカンのリズムが仕事のタッチタイプと合っていて、一方でユニゾンのベースラインはエアロバイクのリズムと合っている、というところなんじゃないかなと思う。ユニゾンは仕事をするには若干BPMが早く、みたいなところなんだろうと思う。ふわ〜っとイープラスのアプリを見たら、ライブの先行が走っていたので、申し込んで久しぶりに古めの曲も聴いてみる。ユニゾン、最後にライブに行った会場が仙台サンプラザなんだけど、同じ会場でやるということを知り、迷わなかった。有休とかそういうのは席が準備されてからでいい。当たりますように…!

あと、これは少し余談なんですけど昔田淵が別のポッドキャストで「スマホを殺せ」というのを言っていて、今になって「これがスマホを殺せ、だ…!」と身をもって理解しつつある。家に帰ってスマホを殺してサブスクを見ろみたいな話をされていた記憶。スマホが手元にあると、SNSのおすすめタブ縦スクロールに時間を溶かしてしまうので…。ということでいま、いろいろスクリーンタイムを設定して時間以上見れないようにしたり、部屋に帰る前に部屋で聞く音楽を決めておく(これでSpotifyを開くといつのまにかいろいろ見ててだめになるので)などしています。紙や本に帰ろうキャンペーン中です。

10月29日(水)blue blur feat. mabanua/Ryu Matsuyama,カタワレ/佐藤千亜妃

これまでの積み重ねから、優柔不断ニンゲンわたしに音楽のチョイスを任せると進捗速度が鈍くなるというデータが出ている。なので、この日のプレイリストは2020年代のMixにした。夕方に差し掛かりぼや〜と画面を見ているとすごく知っている曲が流れてきて驚く。Ryu Matsuyamaは冬にしか聞かないので、思っていたよりも早く暗くなるカーテンの外を見て、もう冬なんだなと思う。にしても懐かしい曲。好きなドラマの主題歌。

自分が意図していなかったことを求めて、時折Spotifyにランダムにかけてもらうということをするのだけれど、佐藤千亜妃さんの「カタワレ」もそう。夏に髪を切った時に、美容師さんと最初に柴田聡子さんの写真を見てお互いに「これは短すぎる…」とお話ししたあとに見たのが佐藤千亜妃さんの写真。それもあって夏の間は佐藤千亜妃さんの歌、きのこ帝国も含めてたくさん聴いていた。懐かしいな、あっという間すぎる季節。さっきまで9月だったはずなのに。置いてかないで2025年。

10月30日(木)Light&Shadow/TenTwenty

時折、何を聴くかどうするかみたいなことを考えて、TenTwentyを流す。まだXIIXだった時のCDが棚にある。このアルバムは本当に流れが美しく、どの曲も好き。ついでに最近のものからライブセトリプレイリストに手をだす。Border=Borderとか、So Many Starsとか煌めきとかもめちゃくちゃ好きなんだけど、TenTwentyがデビューする少し前くらいにやっていた金井さんと斎藤さんのラジオで一番最初に聞いた曲が「Light&Shadow」なので、どれか一曲となるとこれを選んでしまう。

健康診断の結果が届いて「左目の視力が低いようです」ということが書いてあり「うおん」と謎の言い訳タイムをとる。ランドルト環が映ったときの思っていた以上に見えない絶望感が蘇る。右目は勘で想定よりも高めに出ているのに、左目、頑張れなかった。というわけで、冬のやることリストに「眼鏡の新調」が追加される。いま掛けている眼鏡は急いで作ったものなので仕方がない。およそひと月の間苦しんだ仕事が終わってホッとしたときに踏んでしまって、とにかく早めに日常生活だけでも送れるようにとだけで作ったので、ほんとうに…こんなところで来るんだ……いい感じの眼鏡を作っちゃおう〜の気持ち。

10月31日(金)Rainy Runway/KIRINJI,頬杖/Bialystocks,Your Favorite Things/柴田聡子

まだ余韻のうちにいたいので、KIRINJI。そしてビアリ。午後はアジカンを掛けたあと、夕方、唐突に柴田聡子タイムを取ってみた。総じていい感じだ。

1週間と少し、ポモドーロテクニックを取り入れている。時間をぱきぱきと区切り、少しの空いた時間にタスクを詰めていくのが少しだけ楽しい。タイマーがなって「ごめんあとちょっとだけ!」と延長することもあるので、インターバルタイマー1台ではなく、タイマー2台での運用が合っていたのかもしれない。いつもはカフェインと水とグミで集中モードに入れていたけれど、これならタイマーをセットして水を飲んでたらいい感じになる。お腹が膨れているときでも大丈夫なのがありがたい。ところが、これを試している反動で仕事が終わるとぐにゃぐにゃになる。筋肉をつけるほかなさそう。筋肉は(ほとんど)すべてを解決する(らしい、知らんけど)。

11月1日(土)Take Off/WayV,Chocolate Panic/フジファブリック

ぐにゃぐにゃになった反動で10時間ぐらい眠っていたらしい。日付が変わる前から、だからかなり長いこと眠ってしまった。7時ぐらいにアラームとしてWayVの曲がランダムで流れるようにしてあって、気配を感じながらまた眠る。「Take Offだったのに寝るって何事なの?」と、そのまま起きなかったことを後悔しながらなんとか起きてU-NEXTのNHKオンデマンドの見放題に申し込んで100カメの羽田空港回を見る。飛行機に対する漠然としたあこがれがまたきらきらと輝きを放つ。来年は飛行機乗ってみたいなあ。

3連休は原稿合宿をしようと思って、ポメラに向かう。途中の原稿では、わたしが乗った列車はいま、京都を過ぎたところで、まだ目的地の岡山にはついていない。けど、ポメラの画面スクロールの回数が増えたので進捗はまずまず。いい感じにやろう。音楽はフジファブリック。部屋で自分の文章を書くときにお世話になっている、ひとまず今日は、聴きながら寂しくなったり、惜しい気持ちになったりした。

11月2日(日)破顔,手紙/フジファブリック

朝から移動。といってもスタートは9時ごろ。けっこうゆっくりである。そう、8時前の新幹線に乗り込んだことを考えれば、9時台に在来線に乗ることなんかゆっくりの部類に入る。仙台までだったら新幹線でもいいなあと思いつつ、片道だけバスに乗ることにしている。今回も同じように、往復の回数券を買って、バスに乗り込む。バスの中で朝永振一郎の『見える光、見えない光』(平凡社,STANDARD BOOKS)を読む。朝永振一郎のことはあまり知らない、けれど、その眼差しは日常の些細なところに向いていてもっと読みたいと思った。朝永振一郎だけでなく、寺田ももちろん、もっと科学者のエッセイを開拓していきたい。「科学」というものを難しく捉えていたところがある。けれど、随筆を読んでいくうちに、科学は日常のすぐそばにあり、我々の視点をどう置くかというところ、その視点からどう見つめていくか、どう言葉として表現していくかみたいなところが面白いと思っている。朝永振一郎を読んだら、一旦物理学者からは離れて数学系の方面に手を伸ばしたい。けど、同じく建築系でもいいな。

仙台に向かったのは「仙台ZINEの森」に行くため。楽しかった〜。小さなスペースでそれぞれの方とゆっくり、じっくりお話できたのがよかった。空間を満たすあたたかく、安心感のある空気につい長居をしてしまった。ついでに、前回仙台で諦めたカフェにも行く。わたしが夏に白玉を作って食べることになった発端のカフェです。無事に白玉を食べて、もにゅもにゅとした食感に癒され、街中も街中、飲屋街に突然現れる空間に居心地の良さを感じた。お迎えした本を早速読みながら、良い時間だった。

あと、食べたものでいえばついてすぐに山形の芋煮も食べました。去年の年末に宮城風のものを食べたので、山形風も食べてみたくて。醤油ベースなこともあり、さっぱりしていて、わたしはこちらのほうが好きかもしれない。内陸生まれ内陸育ちの人間だからかもしれない。どうなんだろう…。いつもよりたくさん食べている。食を楽しむ日をしてしまった。美味しかったです。

暗くなっていく空に暖色のライトが映える様子を見ながら、けれどいつもよりくっきりと見える雲を不思議がりながら、フジファブリックを聞いた。もうライブには行けない。けれど、これからもずっと聴いていたい。「破顔」があまりにも好きすぎる。破顔も手紙も同じアルバムに収録されていて、いつも「破顔」を聞いていると、そのまま「手紙」が再生されるのだけれど、手紙もいい。


というわけで、およそ1か月続いた日記は今回で終わり。ネイルも無事に可愛く仕上がりました。あまりのラブリーさに、自分でもびっくりしている。シンプルだけどかわいい。光に反射してリボンの形のホログラムラメがきらきら光って可愛い。ベースはシンプルにベージュにしたので、ハロウィンがすぎてすぐに始まるクリスマスに乗っかったみたいだ。わたしにもホリデーシーズンを楽しむポテンシャルがあったんだ…!

日記を書いている間、何回か「やめちゃってもいいよ〜」とか「この時間を何かに当てられるよ〜」と思って「それはそう」と思っていたのだけれど、きのうイベントでお話をしている時に、市井の何者でもない誰かの日記を読むのが面白いということを再確認して、誰かのを読ませてもらうならこちらも書こうかなという気持ちになり、これにて完結になる。本にする原稿をしていると、いろんな要素を消したり、文体を調整したりしてなかなか思うように進まないことがある。でもこの日記を書くことによって、書く行為のすべてができなくなったわけではないのだと安心できた。よかった。これは特にどうするつもりもないから書けたのかもしれないけれど、機会があればなにかできればと思う。また違う月でやってみるとかね。

また機会があれば、そのときにお会いしましょう〜。本格的に寒くなってきたので、もこもこのあたたか仕様でおすごしください。

@yon8_hakka
日記を書いています。 lit.link/yon8hakka