※CP要素無しで話しているつもりですが生産元は男男カプを好むオタクです。ここに出てくる「愛」は恋愛感情ではない、師弟愛などを指すものとして使っています。
ファウスト誕生日おめでとう〜〜〜〜!!
今日は、「魔法使いの約束」のキャラクター、ファウスト・ラウィーニアのお誕生日です。私の推しです。画像の彼はファウストじゃないです。ややこしいことになってるな。
ちょっと色々あって気持ち落ち込んでたんですが、推しの誕生日というビッグイベントの前では些細なことでした。沈んでた気持ちが「ファウストの誕生日じゃん!!」と気付いた瞬間にぶち上がった。オタクでよかったです。ありがとう推し。
そして、おめでとう、フィガロ。本当に、おめでとう。よかったねえ。
ファウストの誕生日なのに別のキャラクターにおめでとうを言ってるのは何故なのかと言うとですね、「おめでとう」をちゃんと嫌な顔せずに、受け取ってもらえたからです。嫌な顔をせずに。大事なことです。なぜならフィガロは、ファウストに話しかけて冷たい態度を取られたり、部屋に入るのを嫌がられてたりするのが常だったからです。かつては。
魔法使いの約束は、毎年各キャラクターから誕生日のキャラクターへの特別なボイスがあります。毎年毎年違うボイスです。ここに載せてあるのは1〜5年目(今年)までの、フィガロからファウストへの誕生日ボイスです。
1年目は「幸せを願ってる」という言葉を、茶化してじゃないと伝えられなかった。
2年目は、祝いの言葉を、本気だと受け取ってもらえなかった。
3年目は、ファウストを少し離れたところから見守って、彼の幸せを喜んでいた。
4年目に、距離が近づいて。
そして5年目。話しかけてもファウストに嫌な顔をされずに、茶化すことも誤魔化す必要もなく、ちゃんと心からの祝福を伝えることができた。ちゃんと受け取ってもらえることができた。
ここからはネタバレの話になってしまいますが、1部〜2部でフィガロとファウストの関係性は随分と変わりましたね。変わったというか、信頼関係が戻ったというか。
かつての師弟時代の信頼関係と、再会してからの、噛み合わない会話、不理解、すれ違いを積み重ねながらも歩み寄り、築いた新たな関係。それらが結実したいま。
こうして振り返ると、二人の関係性の変化が、誕生日ボイスにも現れているなあと思います。その変化を知っていると、「おめでとう」の言葉に込められた想いと、それを受け取ってもらえることの尊さを感じることができて、たまらない気持ちになります。本当に、本当に、よかった。すれ違って、そのつもりなく傷つけあった、そんな二人が歩み寄ることができて、よかった。……未だにすれ違いは続いてますが。
今までのフィガロの誕生日ボイスを振り返ると、フィガロはずっとファウストの幸せを願って、ファウストの幸せを喜んでるんだなあと思います。弟子に笑ってほしくて、弟子が幸せそうだと自分も嬉しくて、弟子の誕生日ってだけでニヤニヤしちゃって、心から相手の生まれた日を祝っていて……。すごいな。ずっとずっと愛があるな。他者の幸せを嬉しく思うこと、他者の生まれた日を心から喜べること。愛だよ。
フィガロは「俺の愛は間違っていたのかもしれない」と言っていたことがあるけど、愛がどういうものか、もう知ってる人なんだよな。「愛する人」(これはファウスト以外の人々も含めて)の笑顔を見て喜べる人なんだよな……。
フィガロの愛が、祝福が、ちゃんとファウストに届いてよかったなあ、と私まで嬉しくなりました。
そんなフィガロが、「俺がいないままのファウストや革命軍の栄光の物語なんて知りたくなかったんだよ」と言ったその際の感情を考えると情緒乱れますね……。
今回はフィガロの話ばかりになりましたが、他のキャラクターのボイスも、ファウストとの距離が少しずつ縮まってるのがわかってすごくいいですね。シノのボイスもよかったなあ……。ヒース本人が嫌がるであろうあの姿を、勇敢だって認めてくれたこと、嬉しかったよね、シノ。ヒースは本当にファウストを慕ってるんだなあって心がぽかぽかしました。ネロのボイスも、お互いのことよくわかってるボイスで、ファウストのことがわかるから、中庭にいる気持ちもわかるけど、ファウストのことがわかるからこそ効果的なずるい言い方もできる。二人は友達。何でもわかり合ってるわけじゃなくて、知らないことも言えないことも言いたくないこともあるけど、それはそのまま、でもそういうのわかるよ、と共感できて、くっつき合うほどじゃない、一歩離れたぐらいの、ちょうどいい距離を守って、それを居心地よくお互い思って仲良くしてるのが好きです。
レノのボイスにも胸がぎゅ〜ってなりました。話したいことがたくさんあること、貴方とそれを共有したいと思うことそのもの、素敵な愛の形だなって思います。推しが祝福される日、最高です。
ファウスト・ラウィーニア。美しいひと。誕生日おめでとうございます。