アルトリアとマーリンとオベロンの話(LB6のネタバレあり)

yorunosoko
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マーリンが、「騎士王のアルトリア・ペンドラゴン」以外を「アルトリア」とは呼ばないのが好きです。

それが顕著にでていたのがfgo2部6章の「アルトリア・キャスター」との会話で、マーリンはあの時一度も、彼女を「アルトリア」とは呼ばなかった。「アルトリア」の名前を持ち、「アルトリア」と同じ顔をしていた彼女だけど、それでもあの花の魔術師にとっては「アルトリア」ではないんですよね。これ奈須きのこ先生から明言されて悲鳴を上げました。わぁ……。

呼びたくないとかではなく、彼にとって彼女は「アルトリアではない」からそう呼ばなかっただけなのだろうなあ。マーリンにとってはアルトリアという存在は唯一無二なのだなあと実感しました。

そして、「アルトリア・キャスター」にとっての「マーリン」ことオベロン。オベロンが、「アルトリア・キャスター」を「アルトリア」と呼ぶのが好きです。

というのが、2023年の夏イベで、アルトリア・キャスターは他のキャラクターから「アルトリア」ではなく「アルキャス」と呼ばれているからです。自己紹介する際に自ら「アルキャスとよんで下さい」と言ってるから(他のアルトリアとの呼び分けのために)当然といえばそうなのですが……その中でもオベロンは変わらず「アルトリア」と呼ぶんですよね。

なかったはずの夏を楽しんでほしいと願い、自分と同じ目をした彼女に自分を見通すことを許し(あるいは諦め)、泣いてるところにやってくる(ラフ・メイカーみあるな)。魔術を教えて、導き、そして対立した。そんな存在は彼にとってただ一人。同胞で宿敵で理解者。そんな存在はお互いとって他にいない。オベロンにとってのアルトリアとはそんな存在で、他と呼び分ける必要もない存在なのかなあと思います。オベロンについては他のアルトリアとの関わりがないのでなんとも言えないところはありますが……でもオベロンにとってアルトリア・キャスターは明確に他のアルトリアとは違う存在なんですよね……(噛み締め)

@yorunosoko
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