
魅惑の集団自殺/アルト・パーシリンナ/新樹社
人生に疲れた小企業社長オンニ・レッロネンは自身が所有する別荘の近くの小屋で自殺しようと赴く。するとそこには首吊り自殺をしようとする陸軍大佐のヘルマンニ・ケンッパイネンがいた。
自殺者2人は奇跡的な出会いだと喜び、同じような人達が他にもいるかもしれないと新聞広告を出し、死にたい人達に呼びかける――君は自殺を考えているか?あわてるな、君は一人ではない。
自殺希望者を集めてのバスの旅が始まる。サヴォンリンナ、コトゥカ、ヘルシンキ、ノールカップからストックホルム、そして最後はサグレスへ。死にたい人達数十人の珍道中。旅を続けている間に次第に死にたい気持ちは失せて生きる希望を見出す。
ケンッパイネンは妻を病気で亡くして失意のどん底にいたが、最後は旅の仲間であるヘレナと結婚。ラストはオールハッピーエンド。面白く読みました。