殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス/五条紀夫/角川文庫あの名作の主人公が名(迷)探偵に!?五つの殺人事件に巻き込まれたメロス。果たして彼は日没までに王の元へたどり着くのか――。軽妙な文章は面白く、ところどころ太宰治の文体にも似ていて楽しめました。特に第四章の事件は太宰治ネタが盛り込まれていて太宰ファンとしても大いに楽しく読みました。最終章の犯人当て(トリックの手口)は色々考えてみたものの、分かりませんでした。久し振りに推理ものを読みましたが、最後まで楽しく読みました。読書記録夜雨一次創作/二次創作/字書き/30↑/三度の飯より本が好き