まずターメリックを弱火で煎ります。火加減間違えると炭になるので注意。この前一回やらかして焦りました。色も相俟って溶岩みたいになるんだもん。
色が変わってきたらクミンやコリアンダーなど、他のスパイスを投入し、混ぜ合わせます。これがカレー粉です。フェヌグリーク、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、ローレル。うちにあるスパイスを総動員するとなんとなく気持ちいい。辛味づけは唐辛子(うちはハバネロ使います)とブラックペッパー、ジンジャーで。あとはガーリックもここで入れちゃおうかな。ささっと火を通して粗熱をとったら、冷蔵庫で1週間ほど寝かせます。
タマネギをみじん切りにして、バターを入れた鍋でゆっくり炒めていきます。少しくらい焦げてもOK。ただし焦すぎると苦くなるので注意。うちのカレーは野菜これだけ。ニンジンジャガイモは使うのやめました。ジャガイモは溶けるし、ニンジンはいつまでも溶けないので。
お肉を食べやすい大きさに切って、小麦粉をまぶして鍋に投入します。お肉自体の旨みを閉じ込めておくよう、いい感じに焼き目をつけていきます。わたしは小さな頃から豚肉が大好きなので、豚バラブロックをちょっと大きめに切って使ってます。
肉が焼けてきたら、水を入れて煮込んでいきます。だいたい具材に水がかぶるくらい。沸騰してきたらブイヨンを入れます。あればローリエの葉っぱも。
煮込んでいる間にたっぷりバターを溶かした別の鍋に小麦粉を入れ、弱火でゆっくり火を入れていきます。だいたいここで失敗するんですけど、まあちょっとくらいは変になっても大丈夫。ここに寝かせておいたカレー粉をドバッと入れて、煮汁で延ばしていきます。
小麦粉とカレー粉が悪魔合体した代物を煮込んでいる方の鍋にゆっくり入れていきます。たいていここでうまく溶けきらないので、根気よくかき混ぜましょう。
あとはトマトピューレをそこはかとなく入れて、ウスターソース、醤油、塩などで味を整えていきます。鶏がらスープの素とか、白だしや麺つゆなんかもありだけど、入れすぎるとカレーの味がなくなるので加減を見ながらね。
激辛大好きなわたしは、ここでブート・ジョロキアだのキャロライナ・リーパーだのドラゴンズ・ブレスだのを適当に振り入れて、普通に食べられるギリギリくらいまで辛くするよ。この前ペッパーXも買ったのでちょっと今度実力を試してみるか。
味見しながらしばらく煮込みます。どうせ作ったその日は食べなかったりするので、弱火でことこと煮込みましょう。いろんなものが入ってるので、煮込めば煮込んだだけそれぞれの材料やスパイスが互いに馴染んでいきますよ。
あとは一晩寝かせて次の夜に食べるのを待ちます。
美味い。