他人が本を「良くなかった」と評しているのを見た。
自分は「良い本だった」と思っていたので少し驚きつつも、もちろん人によって評価が異なるというのは当たり前のこと。だけどたまたま少し引っかかったので考えてみた。
暗黙のうちに、皆が同じような思考方法で本を評価していると思っていたけれど、そこからズレていたかもしれない。
まず、自分はわりと「良いなと思うポイントがいくつかあれば、それは良い本」と考えるほうらしい。
たぶん、齋藤孝氏のいう「本のエッセンスの8割は、2割の文章に書かれている」とか「1行引用できるところがあれば、ペイしてる」的な発想に影響を受けている気がする。
つまり、1冊通して全体的にダメな本や、決定的に誤っている本でなければ、わりと「良かったよ」と思うのが自分。
一方、人によってはここの基準が厳しくて、本全体の流れとかトータルで見たときに良くないと「ダメ」と判断しているように思う。ポイントポイントで良い点が含まれるでは足りず、全体で見ている、と。
書籍のジャンルにもよるかもしれないけれど、こうした違いがありそう。
自分の今の捉え方が絶対良いとも思っていないけど、こうした違いがありそうだということは頭に入れておかねばと思った次第。