こちらでは実社会生活の悩みみたいなものも吐露してしまおうと思いますので以下に記す内容についてご容赦ください。
私は会社(工場)に勤めているのですが、ご多分に漏れず工場は男性社会の要素が強い職場なんですね。(勿論そう言った職場ばかりではないのはわかりますが)
そこに居る一人の女性社員が筋金入りのTG(TSであったとしても)を認めない人な訳です。
その認めない訳と言うのが、
「女性を標榜するなら男が好きでなければならない」とする性的指向の規範なんですよ。
私の見た目とか化粧してるとかパス度が低いとかそんな事は移行前の姿形を知っているからあまり関係ないようで、
駄目な理由が「女なのに女が好き」と言う一点らしいのです。
でもまぁこれもわからないでもないのです。
この感覚にどんな想いが潜んでいるか考えますと、
「男性が好きなら女性に興味が無いから女性である私に危害を加える可能性が少ないので安心できるかもしれない」
と言う安心材料を期待したいと言った内容が潜んでる訳なのです。
この方は三人のお子さんを育てて孫も居る方なのですけど、夫のDVで若くして離婚し親戚や娘息子の協力を得て女の細腕で家庭を切り盛りしてきた自負が有る方なのですね。
だから表向きはそう言った人も居るよね、と言う世間話は出来ても、
ハナから「その様な生き方(妻を持つトランスジェンダーレズビアン)」を真には肯定出来ない訳です。
ましてや彼女は体裁や社会的体面を気にする生粋のシスヘテロマジョリティ女性な訳で男性の加害性にも人一倍晒されて生きてきた過去が有る訳です。
逆に言えば男性の生産性(稼いでくる力)に縋りたいと何度も思って生きてきたであろう過去も有ると容易に想像出来る訳ですね。
(お孫さんには男性/女性どちらになっても良いような両性に適用出来るお名前を意図しておつけになったなった様ですが…。これも時代に対する体裁や体面なのかもしれない。)
なのでこちらのトランスとしての接し方、即ちこちらの本質は一切出さずに関わらなけらばいけないと感じ、会社では気をつけて出来るだけ穏便に関わる様にしています。