初回ほどではないが、へとへとになった。
さっきやっと着替えて洗濯をした。
でも風呂に入る元気は残っていない。
きょうは午後になったら頭を刈りたい。
パーソナルトレーニングの話なのに脱線した。
走り、ドリルをし、その感覚を確かめるために走り、ドリルをし、その感覚を生かして走り、ドリルをし、また走り、という感じで、めちゃくちゃ走った気がしていたが、先生によると2kmくらいしか走っていないとのことだった。
ドリルというのは私が勝手に便宜的に名付けた。
最後のストレッチのときにハムストリングスが痙攣しそうになってあせった。
これまでの人生で大臀筋とハムストリングスをまったく使わずにきた。
先生は今回も動画を撮ってくれた。
日頃のジョグを3kmに増やしましょうと言われた。
私も3km走れる気がしている。
これまでは日に2kmだった。
3km走れれば5kmは目前で、5km走れれば5kmレースに出られる。
などと簡単に書いているが、甘く考えているとまた調子を崩すだろう。
レースに出るとなると速度について扱わなければならず、それはまた別の話だ。
私はフォームを学んでいるのだ。
その結果として速度がついてくれば理想的だ。
呼吸法も教わった。
きょうまでは、かなり闇雲に呼吸をしていたので、やり方を教わったらだいぶらくになった。
帰りの電車が朝のラッシュだったので周りの人に気兼ねをした。
私が汗みどろで体幹がふるふる震えていたからだ。
バスが冷房をがんがんに効かせていたので生き返る心地がした。
私には体脂肪という名の燃料がたくさんある。
心なしか二の腕のだるだるした肉が落ちてきた気がする。
明朝から3km走ろう。
きょう走っていてきついとき、「無になれ」「無になれ」と頭の中で唱えたが、無にはならず、ガードレールの支柱を数えようとしてやめ、ひそかに絶望していた。
走らないと終端にたどり着かないからだ。