東京都内の大きなスポーツ店へ行き、よさそうなのをお店の人に見繕ってもらった。
似たようなのがいっぱいあってどれも高くて困っていたらお店の人が声をかけてくれたのだ。
これこれこういう道をジョギングします。
と話したら、
そうしたらこれがいいですね。
市販のペットボトルを前身頃にセットすると硬さの問題が出てきます。
この柔らかいフラスク(飲みものを入れるボトルのようなもの)は単独で買うと3000円するのですが、それが2つあらかじめついていて、ランニングベストと合わせてこのお値段なのでとてもお得ですよ。
前にジップつきのポケットがあるので、スマホを入れてもいいし家のカギも入れてもいいです。
前のこのポケットには携行食なども入れられます。
洗濯機で洗えます。
その場所を走るならこれで十分です。
ほかのはもっと高いです。
お色は3つです。
と、非の打ち所のない説明をしてくれた。
私は色を選び、試着をしてサイズを見てもらった。
そして、ドローコードを2カ所あるフックに掛けて前あきを固定するやり方をいっしょにやってみて教えてくれた。
すごい。
プロ中のプロだ。
街は外国人観光客で大いににぎわっており、その店も例外ではなかった。
私はいつもミズノかアシックスのシューズなので、たまには他のを、具体的にはホカオネオネを試したかったが、あまりにも混雑していたので平日に出直すことにした。
ホカオネオネは、手に取ってみたらびっくりするほど軽かった。
色もかわいい。
でも私は日本人によくある甲が高くて幅が広い足なので、ホカオネオネが合うかどうかはわからない。
ともかく平日に行くべきだと感じた。
買ったランニングベストは背中にもジップつきのポケットがついていて、必要なものは全て収納できると感じた。
フラスクにはスポーツドリンクを入れてもよく、部品は全て取り外して洗うことができて、かびも生えづらいとお店の人が言っていた。
きょうは街を歩き回るだけで30分ウォークが達成できたし、帰ってきてからきんに君の動画もやったので、ジョギングはしなかった。
日本はよほど物価が安いのだなと思わざるを得ない人出だった。
いろんな国の人がスポーツをしたいのだ。
私に専門知識があって、もうちょっと英語ができたら働けるのになと思った。
私は短い間、自転車店で働いていたことがあり、近くの米軍基地の人が買いものに来ることもあった。
その頃はいまよりも全然英語がへたへただったが積極的にそのお客さんにも話しかけたりしていた。
今考えるとおそろしい。
いい道具があれば走るのも楽だろう。
私が英会話を習い続けているのは、リタイア後に清掃とか警備の仕事に就いたとき、英語を武器にしたら有利かなと少し思うからだ。
高校まで出ていても、英語ができない日本人はほんとうにできないみたいだからだ。
たとえば、オフィスビルの清掃をしていて、そのフロアに外資系企業が入っていたとして、この段ボールを捨てたいとか、ごくたまに清掃の人にテナントの社員が話しかける局面もあると思うからだ。
そんなときに困らないようになったらいいなと思っている。
でもそのためにはまたTOEICか、それかIELTSを受けないとならない。
TOEICにもスピーキングとライティングのテストがあるはずだ。
そのスコアを履歴書に書く必要があるだろう。
しかしなんでランニングベストの話なのにリタイア後の仕事の話になったんだろう。
ああ、外国人観光客がお店にたくさんいたからだった。
私はランニングベストを試着するときのことを考えてショックアブソーバーを着けていった。
案の定Mを試したら前が合わなかったのでLサイズになった。
お店の人は客の体つきを見ればその人がベテランか初心者かは一発でわかるだろう。
私はトレイルランシューズをはいていたので、お店の人は、これをお使いになるのはトレイルですかと私に聞いてきた。
さすがだ。