けさは好きな曲を聴いていたら、ふと、
「この曲を自分で歌った録音が聴きたい」
と感じた。
ライブラリを曲名で検索して出てきた過去の録音から、なんとなくひとつを選んだ。
そうしたら音程が甘くて盛り上げも今ひとつだった。
そのまま流れでその日に録音した曲を頭から聴きはじめた。
私はカラオケに行くのが好きで、リニアPCMレコーダーと三脚を用いて歌った曲をひとつひとつ録音する。
そうして事後にしばらく聴いて余韻を楽しみ、あきたら聴かなくなる。
きょう聴いた録音は去年の5月21日のものだった。
カラオケのあと感じたことを必ず書いてnoteに載せていた。
その日私は何を思って歌ったのだろう。
ここにそれを転載します。長いです。
--転載ここから--
20230521Karaoke
1人で4時間カラオケ店に入り、41曲を歌った。
ものすごく集中して歌っているはずなのに頭の中では全然別のことを考えていた。
今週は一つ大切な仕事を抱えていて、そのことですごく不安になったりしていた。
歌いながらだ。
集中したいのに別の自分が歌っている自分を見ているような感じがした。
声の調子はよかった。
このごろはオリジナルキーで歌うことに拘泥していない。
そして、オリジナルキーがあまりに高い曲を避けている。
下げて歌えばよいのだが、そのことに対する逡巡がある。
謎だ。
アニメ映像を観ながら歌える曲を選びがちだ。
アニメ作品の比較ができるからだ。
私はガンダムは、ファーストしかちゃんと観たことがない。
SEED Destinyをちょろっとリアルタイムで観ていたことはある。
SEED Destinyの最終回放映日が私の父の通夜か葬儀の日で、それでそのことをよく覚えている。
しかもその日は豪雨で、最終回の映像にかぶせて「○○川 氾濫危険水位」という大きなテロップが表示されていた。
そのうえ、本編がまだ終わっていないのに玉置成実さんの「Reason」が流れはじめて、ああ、最終回なんだなという感じがした。
歌うたびにそのことを思い出してしまう。
曲目は以下のとおり。
01-アルペジオ ([Alexandros])
02-JAM (THE YELLOW MONKEY)
03-消せない罪 (北出菜奈)
04-フライディ・チャイナタウン (泰葉)
05-また会おね (矢野顕子)
06-ひとりぼっちはやめた (矢野顕子)
07-Home Sweet Home (矢野顕子)
08-Smells Like Teen Spirit (Nirvana)
09-真夜中のドア〜Stay With Me (松原みき)
10-黑色幽默 (周杰倫)
11-龍捲風 (周杰倫)
12-Pretender (Official髭男dism)
13-Stop Your Sobbing (The Pretenders)
14-ロマンス (原田知世)
15-天国にいちばん近い島 (原田知世)
16-黒のクレール (大貫妙子)
17-彼と彼女のソネット (大貫妙子)
18-新しいシャツ (大貫妙子)
19-探偵物語 (薬師丸ひろ子)
20-Woman “Wの悲劇”より (薬師丸ひろ子)
21-二重奏 (岩崎宏美)
22-思秋期 (岩崎宏美)
23-Can’t Take My Eyes Off You (Boys Town Gang)
24-君の知らない物語 (supercell)
25-かもめが翔んだ日 (渡辺真知子)
26-明日も (SHISHAMO)
27-異邦人 (EGO-WRAPPIN’)
28-ETERNAL WIND 〜ほほえみは光る風の中〜 (森口博子)
29-哀 戦士 (井上大輔)
30-めぐりあい (井上大輔)
31-Reason (玉置成実)
32-Believe (玉置成実)
33-魂のルフラン (高橋洋子)
34-ふたり自身 (ちあきなおみ)
35-相合傘 (JITTERIN’ JINN)
36-あなた (宮本浩次)
37-希望のうた (MISIA)
38-アイノカタチ (森内寛樹)
39-夜へ急ぐ人 (ちあきなおみ)
40-男と女の狂騒曲 (ちあきなおみ)
41-Let It Go (Idina Menzel)
--転載ここまで--
なるべく一度にたくさんの曲を歌いたい。
どれだけ歌ってものどがつらくならない。
長く歌える店がないかなあ。
実は私は最近歌いたくてたまらず、チャンスを待っている。
ここへ来るために歩きながら録音を聴いた。
自分がどんな高さの音を出したいのかはっきりしてほしいと自分に対して思った。
この課題が解決されたらかなりよくなるだろう。
ピアノの鍵盤を弾く想像をしながら歌うと少し改善されるのだ。
しかしそれと同時に自分がアンサンブルの一員となり、オケに没入し、歌詞を語ることもしたい。
忙しい。
どこかがおろそかになってしまう。
この引用した文章にあるように、歌いながら他のことを考えてしまうようではよくない。
しかし過集中していると歌っている自分が上の方から見えるような気がして、時間の流れもゆっくりに感じてくる。
その状態になりたくていつもカラオケ店に通っている。