私はADHDなので先延ばしが得意だ。
ぱっと思いついてこれやりたいなと思ったことをどんどんやってしまい、ほんとうにやらなければならないタスクがどんどん後回しになる。
タスクにちょっとでもおっくうな要素があると先へ先へ延期する。
それを防ぐために、仕事のときはバレットジャーナルを導入している。
それでも、タスクの存在そのものを忘れてしまうことがあるからやっかいだ。
ちょうどいま、家計当座帳の記帳をさぼっている。
さぼっているというか手を出せずにいる。
家計当座帳というのは、日々のお金の出し入れを費目とともに日ごとにつけておき、夫がつけてくれた夫の分の家計当座帳と一緒に、家計簿本誌へ転記する、そういう用途のものだ。
買いものを現金払いに切り替えたので、財布の中身と当座帳を合うようにしないと使途不明金がそのうち出てしまう。
1円でも合わないと頭がおかしくなりそうになる。
早くやらないと。
でも、しずかなインターネットに投稿したいことがいまはいっぱいあるのでそれを書いている。
そうこうしているあいだにSNSを見たり書いたりしてしまう。
そうして夕方になり一日が終わる。
というのを何回もくり返して、当座帳が……当座帳が……と心の隅のほうでもやもやしている。
もうすぐ5月が終わる。
家計簿は月ごとに締めがあるのでそれまでになんとかしたい。
当座帳も家計簿もまじめにつけておくと、年末に翌年の予算の策定をするときに非常に役に立つ。
おろそかにはできない。
わかってはいるものの、全然気が向かない。
どうしたんだろう。
休職して収入の途が絶たれた事実を直視するのがつらいからかもしれない。
お金がない今こそ家計簿をまめにつけたほうがいいのに。
私はいつまで休むんだろう。
まだ働ける気が全然しない。
傷病手当金の申請もおっくうだ。
どうせ雀の涙とか思ってしまう。
昔のアメリカのヒット曲で、マネーチェンジズエヴリシングという曲がある。
先日のカラオケでそれを歌った。
歌詞に、
一つ私たちが考えてなかったことがある、それがお金
というラインがあって、どきっとした。
お金はすべてを変えてしまう。
金の切れ目が縁の切れ目。
わあああああああ。