昔テレビを見ていたらサイモン・ラトルが現代音楽を紹介する番組が流れていた。
非常におもしろかった。
その番組でトゥランガリーラ交響曲を知った。
店で適当に選んでチョン・ミュンフン指揮のCDを買った。
さっきたまたまApple Music Classicalを開いたら、ヒメノ指揮トロント交響楽団のトゥランガリーラ交響曲がおすすめに出ていたので聴いてみている。
今年発売されたばかりのもののようだ。
作曲者であるオリヴィエ・メシアンについては小説で知った。
「交歓」という倉橋由美子の小説だった。
大昔に読んだその小説を2020年に買い直して読んだ。
メシアンの音楽はどのようなものなのだろうと大昔に思ったものだった。
彼の他の作品は全然知らない。
この機会にApple Music Classicalを利用してメシアンをもっと聴いたほうがよいだろう。
ヒメノのトゥランガリーラは細かいところがよく聴き取れる気がする。
そのかわりというのもへんだが、オンド=マルトノの音量は控えめだ。
チョン・ミュンフンのやつだとオンド=マルトノの存在感がすごい。
チョン・ミュンフン版でオンド=マルトノを弾いているのはメシアンのパートナーになった人だったかもしれない。
まだその当時はメシアンは生きていた。
オンド=マルトノは音程のたしかなテルミンみたいな音がするすてきな楽器だ。
しかしこの曲ではピアノも大活躍している。
私はアナログシンセのポルタメント音とか、テルミンとか、力強いウニョウニョ音に弱い。
テルミンが使われている曲で気に入っているのは、キャプテン・ビーフハートのエレクトリシティという曲だ。
話を戻そう。
しかし何を話したかったのか忘れてしまった。
トゥランガリーラ交響曲をまた聴けてうれしい。
私が持っているチョン・ミュンフンの録音がApple Music Classicalのおすすめになっていた。
それもうれしい。
私はトロントに交響楽団があるのを知らなかった。
あと、この曲に出てくる長いクレッシェンドは人生のよろこび、きらめきという感じがして好きなのだった。