入浴の際にジッパーバッグに入れた電子書籍リーダーを持って入って本を読んでいる。
ところが、日本語で書かれたデビッド・アレンのGetting Things Doneの書籍は電子化がなされていない。
私は気分転換に別の本を読むという心境ではなく、とにかくGTDのエッセンスに今は四六時中触れていたい。
しかたないので読み放題で読める"GTD in 15 Minutes : A Pragmatic Guide to Getting Things Done"という別の人が書いた本を読んだりもしていたが、あっという間に読み終わってしまった。
この本はなかなかよかった。
語彙が平易でユーモアに富んでいた。
私の電子書籍リーダーはe-ink端末だ。
表示や動きはもっさりしている。
でも読みたい本を検索もできる。
今回私はついに、David Allenの"Getting Things Done : The Art of Stress-free Productivity"を購入した。
これはデビッド・アレンの原著で、2015年の改訂版のほうだ。
検索画面から「この本を購入する」というボタンを押したらあっという間にダウンロードされた。
こんなに手軽に本が買えるとはなかなか危険だ。
以前スマートフォンの電子書籍アプリを使っていた頃は、iOSの謎の掟でWebブラウザからストアを開かないと買えなかった。
なのでそれはシームレスな体験ではなかったのだ。
風呂の中で本を買えるのはとてもいい。
あともう一つうれしいのはWord Wiseという機能だ。
電子書籍リーダーには辞書が入っていて、わからない単語を長押しすると訳が出てくる。
ワーイと思って何度も調べていたら、「もしよかったらWord Wiseをオンにしませんか」という提案があり、オンにしたらむつかしい単語の上にデフィニションが出るようになったではないか。
例を挙げるとmanualという単語の上に小さな字でa book of useful informationと書いてある。
なんと愛らしい。
すっかり気に入った。
これはいい。
これで入浴しながらでもGTDを学べる。
いよいよわからなくなったら訳本をあたればいい。
数ページ読んだらこのWord Wiseは文脈とかまったく考えずに、その語の最も基本的な定義を愚直に表示し続けていることがわかった。
それもまた私の心をつかむ。
辞書と併用できるので全く問題ない。
さっき「定義」という語がどうしても出てこなくてデフィニションと書いてしまった。
もう寝よう。