だいぶ前からひやけどめを塗るのがとてつもなくいやになり、使っていない。
日差しが強くなると買うのだが、ほとんど使わずに翌年になって捨てている。
顔には大きなしみができている。
しみはこれからもっと増えるだろうし、皮膚もしわしわになるだろう。
朝塗ったら日暮れまでずっと通用して、さらさらで服につかないひやけどめがあったらいいのになあ。
ほんとうにひやけどめが苦手だ。
地球のもっと日射が強烈な地域を旅することがあったら塗るだろう。
でもそういうところへ行くのを避ける気もする。
ひやけどめがいやなのは他の人もそうだろう。
でも塗らないという選択肢はないからみんな塗っているだろう。
腕カバーみたいなものをつけるのもいやだ。
あつくるしいからだ。
塗るのがたのしくなるひやけどめがあったらいいのに。
以前顔にメイクをしていた頃は、下地がUVカット機能を持っていた気がする。
しかし女性の大半がメイクをする世の中がとてつもない茶番に思えて、私はそこから降りてしまった。
営業職だったら怒られていただろうし契約もとれないかもしれない。
なんか、肌色のねとねとしたものを顔にぬりたくり、目の周りを黒くしてまつげにも黒いねとねとを1本1本つけて、唇に赤い色素でできたねとねとしたものを塗り、それがマナーとは聞いてあきれる。
そんないいものだったら男女問わず誰もがやらなければいけないだろう。
あなたはやらなければいけないけれど私は別にしなくていいです、と人口の半分が黙って言っているのがおかしく感じる。
金がかかるとか手間暇がかかるとかいう次元ではなく、世の中のしくみが信用できない。
どうしてひやけどめの話題がメイクになっただろう。
ひやけどめを使わないと皮膚ががんになるだろうか。
なんだかメイクの延長線上に美白とかUVカットとかがある気がして、それでいやなのかもしれない。
なんで日焼けして茶色くなっていたらいけないのだろう。
私の買うスキンケアは冬は保湿夏は美白で、テクスチュアもだいぶ違う。
春になると美白への切り替えを勧められる。
ひやけどめも塗っていないのに美白とはちゃんちゃらおかしい。
しかし冬のこってりしたクリームより夏用の軽いクリームのほうがいいので切り替えて使っている。
スキンケアに金をかけすぎ問題というのもある。
世の中にシンプルケア派があることは知っている。
そもそもどうしてこんなに顔の表面の皮膚にばかりいろいろ塗らなければならないか。
そのことも主に女性に課せられたなにかおかしななにかだ。
目のまわりがたるんでいても、口がへの字でも、別にいいといえばいい。
乾いたなと思ったらニベアでも塗っておけばいい。
年相応でよいのだ。
20代並だったらぶきみだ。
手と同じで化粧水とニベアがあればいい。