電子書籍の読み放題サービスで4巻まで読んだ。
以降の巻は買うようだ。
でも、ただなら読むけれどお金を出すほどではない。
私はこれの原作となった新書を去年読んだ。
それで自分が発達障害か境界知能なのではと思い当たり、発達障害の検査を受けた。
結果としてやはり私は発達障害をもっていた。
具体的には、新書版に書いてあった、発達障害や境界知能の人たちが、小学校2年くらいで学習の面で壁に突きあたるというところが私にあてはまった。
私は数に異常に弱く、小学校1年から週に4回そろばんを習いに通っていたが、学校の算数の授業で小学校2年のとき、2桁の引き算でおとなりから借りてくるというのがどうしても納得できず、テストで0点を連発していた時期があった。
そのころは人生がつらくて、やさぐれていた。
家の壁にえんぴつで「べんきょういやだ」と書いていた。
机の前に座っているのが苦痛だった。
そろばんならできるのに筆算だとわからない。
でもいつの間にかできるようになっていた。
どこかで妥協したのだと思う。
九九は泣きながら覚えた。
あと、このコミック版で描かれていた、体の使い方が異常に不器用な人というのにもあてはまる。
私は器械体操が壊滅的にだめで、体育の授業は苦しかった。
逆上がりは結局できなかった。
跳び箱、マット運動も苦手というか、これはなんですかという状態だった。
発達障害の検査を受けてみて、図を見せられてそのあと、それを見ずに思い出してその図を書くというテストがまったくできなかった。
しかし、自分の人生の中で謎だったことが、発達障害だという見地に立つといろいろ納得がいったので、検査を受けてよかったと思う。
常にしんどいのは何かトラウマがあるのだという仮説を自分で立てていて、それをずっと探していたのだが、そうではないと検査を担当した発達障害の専門医から明確に否定された。
小学校の頃はまっくらだった。
高学年になって学校のマーチングバンドにバトントワラーとして参加して、楽しかったのはそれだけだった。
そうか、楽しかったことあるんだ。
当時の活動を今もできる形で移植するとなんになるのだろう。
音楽に合わせて体を規則正しく動かすとなるとエアロビクスが思い浮かぶ。
でもエアロビクスは生バンドじゃないしなあ。
不器用なのでくるくる回ったりするのは無理だ。