以前、私はしずかなインターネットに日焼け止めを塗るのがいやだと書いて投稿した。
しかし今はアネッサを腕、うなじ、デコルテ、顔にたっぷり塗りたくっている。
その理由は今年(2024年)5月3日に港まつりの国際仮装行列(現在の名称はザ・よこはまパレード)を観に行って顔がぱんぱんに腫れるまで日焼けしてしまってほとほと懲りたことが一つ、あと一つの理由は毎日散歩もしくはジョギングをするようになったからだ。
スポーツウェアになら日焼け止めが付着してしまってもあきらめがつく。
ヤケーヌも着けているがアネッサも塗っている。
アネッサは資生堂が出している日焼け止めのブランドだ。
先日ドラッグストアにアネッサを買いに行ったとき、日焼け止めリップクリームも買いたいと思って売り場をうろうろした。
でも、日焼け止めを謳っている商品が見つからなかった。
迷った末にお店の人に、
「あのう、UVカットのリップクリームがほしいんですが、ありますか」
とたずねた。
そうしたらそのお店の人は、私が先刻までうろうろしていたリップクリーム売り場に私をつれていってくれた。
そして、なんと、各々のリップクリームのパッケージの左下隅に、SPFの数値が書いてあるということを教えてくれて、そのうえ、SPFが高めで無香料のよさげな商品を推薦してくれたのだ。
そう言われてから売り場のリップクリームたちを見てみると、ほとんどの商品にSPFの値が書いてあった。
これには私はがつんと衝撃を受けた。
言われないとわからない。
私が購入したのはニベアディープモイスチャーで、SPF26で、PA++だった。
インターネットでの買いものなら検索すればすぐわかるけれど、実物を見て買うのはなかなかハードルが高いなと感じた。
日焼け止めリップクリームとわざわざ書いてある商品がなかったからだ。
私の頭が固いか、眼が節穴だ。
日焼け止めについて書きたいことがもう一つある。
きょうびの日焼け止めは、たいがいが「石けんや、いつもお使いの洗浄料で落とせます」と謳っている。
しかし、石けんで落とそうとするとすごいたいへんではないか。
私はジェルクレンジングをこってり塗ってくるくるなじませて、じゃーと湯で流している。
そのほうがらくちんで確実だからだ。
そしてその後に石けんでいつもどおりに腕や首の周りを洗っている。
顔は洗顔フォームで洗う。
ダブル洗顔だ。
30年前はアネッサに専用のクレンジング料があったのだ。
今もそういうのを売ってほしい。
まだボトルが青かったころのことだ。
いまは日焼け止めを塗ることに心理的抵抗が低くなった。
日傘をさすような外出のときも、マスクを着けるときも塗るようになった。
ある夜私は、自分の手の甲がしみだらけになっている夢を見た。
だから、日焼け止めを塗らずにいることに後ろめたさを感じてはいたのだろう。