『200のQ&Aでやさしく学べる アクリル画パーフェクトガイド』と、『絵画の教科書 アクリル画編』を買って読んだ。
どちらの本も絵画そのものの技法の手ほどきみたいなのが書いてあった。
それを読んで、たとえば、『絵画の教科書 アクリル画編』にあった、「デッサンで陰影の度合いを28段階描き分けられるように……」という、絵画の訓練を、私もしないとならないのかなあと思って少し陰気な気持ちになった。
絵画にはいろんな技法と決まりがあることがわかったような気がした。
自分の観たもの、感じたものを、効率のよい形で、見てくれる人に届けるには、そうした技法に則ったほうがいいのだ。
絵画の技法にけっこうなページ数を割いてあったので、けっきょく、メディウムやジェッソみたいなものの実際の扱い方を知りたいとなったら、Web検索するしかなかった。
コラージュに新聞紙を使うとき、日本語がプリントされているものを避けるのはなんだか西欧コンプレックスみたいでこっけいだと感じた。
日本語で何か書いてあって、見る人がそれに囚われても別にいいと思う。
手に入ればハングルや繁体字だっていい。
アラビア語やテルグ語でもいい。
私がやりたいのは絵具とたわむれることだ。
この2冊で知識が少しだけついた。
実際にやってみて時々参照しよう。