家で食べるほぼすべての食料品を生協の個人宅配に頼っている。
週に1度一切合切が運ばれてくる。
非常にありがたい。
特に配送の人には足を向けて寝られない。
建物にエレベータがないからだ。
いつもありがとうございます。
配送の人は毎週死にそうになりながら運んできてくれる。
これは比喩ではなく、呼び鈴を押して品物を渡してくれるとき、その人は口がきけないほど疲弊しきっているのだ。
悪いなあと思いつつその人に食料の運搬を依存している。
運ばれてくる品物には、明細を記した表がついている。
りんご 650g ***円
いわし 3尾 ***円
というように、買ったものとその数量、価格がずらずら印刷されているのだ。
明細表には、消費税が外税で税率ごとに一括して表示してある。
ずっと前からそうだったし、昨今の法改正の流れもそれを手伝っているだろう。
ある品物に消費税を含めた額でいくら支払ったかを家計当座帳に記録しておきたいので、買ったもの全ての税込金額を電卓で計算してボールペンで明細表に書き入れて、それを全部足し合わせて、口座から引落しされる予定の金額と一致するかを毎週確認している。
小数点以下一桁を一律に四捨五入してしまうと金額が合わないことがあるので、そこは適当に自分で工夫している。
一律に切り上げても一律に切り下げても合わなくなるのだ。
電卓と引落し額が一致したら費目ごとに家計当座帳に転記し、それを更に家計簿本誌に記帳している。
こうしてその手順を書くとやはり私はこだわりが強いだけのバカかと思うのだが、当座帳と家計簿があると年末に次の年の予算を立てる際、1年で何にいくら支出したかを参照しやすい。
それをExcelでやりなさいよという人がたまにたくさんいるのだが、私は紙のほうが参照しやすいし、家が火事にならない限り突然消えたりしないから好きなのだ。
収支年計表への記録と次の年の予算策定のときだけGoogleスプレッドシートを使う。
明細表が内税表示になったら私の労力が減る。
しかし、そうはならないだろう。
子どものころ週に4回そろばんを習いにかよっていてよかった。
なんとなくその頃に教わったことが電卓や家計簿にも役立っている気がするからだ。
6月を締めたとき、半年の合計と月ごとの平均も出した。
ぜんぜん予算のとおりに生活できていなかった。
家計が火の車という表現があるがそういう感じだ。
でも、生きていればなんとかなると思って毎日を暮らしている。