最近、同年代(もしくはさらに下)のエンジニアの方々が活躍されているのを見る。すごいポートフォリオサイトを公開したりだとか、難しい試験の話をされていたりだとか、青とか緑パフォに到達したとか。
みんなすごいなーと思って眺めていると、意外と自分がちっぽけであることに気づく。「技術オタク」にならないように、最近は本を読んで頭を回すようにしているけれど、それでもネットに漂う「すごい人たち」には、まだまだ届いていないように見える。
でも、そういった人たちと話してみると、意外と近いところにいるんだなあと思うことがある。相手の不得手が自分の得意分野だったり。お互いに知らない知識を共有することもあるし、お互いの得意分野を生かしながら仕事をすることもある。そうやって肩を並べて仕事をしている人々と、「どちらが上か」などは決められそうにもない。
そもそも、ITにおける技術の分野は、語るまでもなく広い。そのなかで自分の好きな分野を選び取って仕事をするわけだから、その辺の「Webエンジニア」と「インフラエンジニア」を拾い上げてどっちがすごいか、とか決められるはずがない。
もちろん、ある程度の指標に沿って上下をはっきりさせることはできるかもしれない。年収とか、キャリアとか。でも、その人が持つ内面には触れられない。そんな指標に、技術力を代弁するような大役が務まるとは到底思えない。
「知識に貴賤はない」と、最近になって思う。どんな知識も、一度頭にいれてよくかみ砕いてみなければ、その内容が必要かどうかすらも判断できない。そのためにも、学び続ける必要があるのかも。