一般論や、じぶんの持っている思い込みはたくさんある。それによって、行動が制限されることも、ままある。
最近はそれが自分の成長を妨げてるんじゃないか、と思い始めた。なので、いろんなところで逆張りしてみて、よかったことをここに残しておく。
テキトーに始める
人間(というか日本人)、プランの固まってないものに努力しようとしなさすぎかもしれない。「でもあれが~」「これが心配で~」で手が止まっちゃう経験、私にもあります。
最近は「とりあえず始める」「とりあえず作る」で始めちゃう。企画も要件定義もテキトー、あとで思いついたらメモ。さすがに「機能を追加する」ことまではテキトーだと困るけど、案を出すだけならタダだし。発散させるだけ発散して、あとで冷静になって「いいじゃん」と思えたら要件に突っ込む。
最初にガッチリ固めるのも、ノープランでふらふら突っ走るのも私には合わない。なら、「スタートダッシュ」だけそれっぽくして、走りながら計画を練っていく。失敗したら、後悔よりも今後のための軌道修正。これがしっくりくる。
自己啓発の本などを買ってみる
堂々と「~は○○がN割」とか述べてるタイトルの本を読むのはダサいと思っていたけど、古本屋で買えば安いし、なにより「読んでから必要か判断すればいいか」と思っていたので購入。
内容のすべてに共感するワケじゃなかったけど、学べることはたくさんあったし、なにより「他人の考えに触れ、自分の考えを改める」というコミュニケーションの真髄が、こうも簡単に日常に取り込めたのがうれしかったかも。
わたしの現状一番のおススメは「世界一流エンジニアの思考法」。なんか小難しそうでハナにつくタイトルだけど、普段エンジニアとして悩みがちな部分にピタッとはまるような、そういう考え方の教科書になってくれる。さすがに初学者におススメはできないけど、友人には勧めてる。
テキトーに流す
これも日本人気質なのかもしれない。みんな責任の所在を求めすぎ。
誰かが失敗したり、業務でコケたりしたら「ちょうどよかった」と言うようにしてる。失敗したことは事実として認めて、その失敗には「原因」があるから、それについて勉強するチャンスができたじゃんね、というニュアンス。べつに失敗することを予見してたわけではないけど、「この人、そんな可能性まで想定していたのか...!」と思ってもらえるかもしれないので、ちょっとカッコイイ。
テキトーに意見/質問する
会議とかで聞き逃したことがあったり、なんだかよくわからないことをいっているなあ、と思ったら質問するようにしている。(もちろん質疑応答の時間に。ラフな会議だったらその場で質問しちゃうことも)
「私がよくわかってないんだし、人類の98%は理解してないよね」と思っておくのがミソ。自分のために見えて、案外「質問したくても質問できない」人の助けになるかもしれない。なにより、スピーカーも質問してくれたほうがちょっと楽しい。
ここまで書いて、「テキトー」という言葉を使いすぎてることに気づいた。テキトーにやったら案外いい感じになるってことは、わたしたちはいつも肩の力を入れすぎなのかもしれない。ゆっくりがんばろう。