iCloudの『高度なデータ保護』という機能を有効にしてみた。
23のデータカテゴリでE2EEになるらしい。
具体的にどこが対象になっているかは下記にまとまっている。
要するにメール、カレンダー、連絡先以外の全てっていう感じである。
メールは転送設定などあるから分からなくもないけど、カレンダーと連絡先は対応してくれても良いのかなーという気がしている。
プライバシー重視の Proton はこの辺りも当然全て対応している。いつか対応して欲しい。
なお誰かと共有した場合はE2EEじゃなくなるが、相手も高度なデータ保護の場合はE2EEになる場合もあるみたい。
実際やってみたところ、復旧キーと復旧用連絡先の設定をすればすぐに切り替わったので少し驚いた。データそのものを変換するようなことは全くないようだった。各デバイスで設定が必要なわけでもなく、どれか一つの信頼されたデバイスで実行すればOK。
標準への切り戻しも瞬時に可能なようなので、データはそのままで鍵の持ち方をサーバーからデバイスに切り替えている感じなんだろうなと思った。
ちなみに復旧用連絡先の追加のついでに故人アカウント管理も実施してみた。コンピューティングが根付いていくにつれて、こういう機能が今後大事になってくるんだろうなあ。
ちなみに Apple のプライバシーについては毎年 WWDC でよくまとまった動画が上がっているのでこれを参照するのが良いみたい。WWDC23のものを見てみたが iCloud Private Relay を支えている OHTTP の話や visionOS でプライバシーがどう担保されているかの話が興味深かった。
動画内で参照すべき過去動画も教えてくれるので今後いろいろ漁っていこうと思う。WWDC24での発表も期待大。
というのを話してみた。