原作のファンということもあるけど、映画そのものの内容は自分はとても良かったと思った。
興行収入的には苦戦しているという話もあるらしい。
この記事の観点は自分になかったので、なるほどと唸ると同時に単純に苦戦しているという状況でもないのかなと想像したので自分の考えをまとめてみたい。
まず視聴者体験という観点から行くとこの戦略はハマっていたように感じた。自分のケースだとドラマ視聴開始から一ヶ月でドラマ8話+2時間映画を駆け抜けるように視聴することで、4年半かかった原作にはないスピード感のある展開で完結まで走り抜ける濃密な体験ができた。コアなファンにとっては非常に良い体験だったと思う。
また、【推しの子】はアニメ版も第3期を控えている。それを考えると実写版も映画の成功だけではなく今後続くアニメの成功も戦略にあるのかなと想像した。
なにしろ、当のアニメ版も第1話は最初に映画館で配給していたけど、その段階ではそこまで話題になっていない。話題になったのはNetflixで全世界配信した影響が大きかった。
この流れを考えると、今後の Prime Video の配信で実写版も海外の視聴者を掴んで2度目のブレイクを迎える可能性もあるのかなと想像している。
さらには今年の秋くらいには公開されるであろうアニメ版第3期まで視聴者の熱気を長く引っ張れる効果もあるのかなと想像した。
あくまで自分ひとりの妄想ですが、そんなことを考えたのでした。
実際のところはどういうマーケティング戦略を考えているかはわからないですが、いずれにせよ作品そのものが持つ力がすごいので、実写【推しの子】は媒体が変わってもまだまだ「世間にみつかる」コンテンツだと想像しています。
という話をポッドキャストでしたのでした。