この作品の話↓
感想なのでネタバレを含みます。
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▼実況時メモ
るまちゃん 元々尖っているキャラのイメージではあったけど、冒頭が想定の五倍くらいこわい
会長が可愛いことはわかる
望夢くん普通にいいひとで素直に好きだな
新野さん好き こういう素朴な監督官キャラが好きや(呪術廻戦の伊地知が好きの概念)
あなた春姫さんっていうのね タイムラインでみてた時はるひめさんだと思ってた(訓読みさせがち魔神)湯桶読みなのね 可愛いね
あんまりよくわからんけど楽しい読書だったな〜!
▼文庫版を読んだよ(全体的に散文)
文庫で読めてよかったね〜〜!
美葉乃ちゃんの名前が出てきた時に「アレ! それって巻頭カラーにあった名前じゃね?」と思って振り返れたのとかすごく助かったので……
わからない概念をわからないまま読むこと自体は私もあまり困らないんですけど、実際のところ同じ本の中で別所で言及されている人物については同じひと……? あれ違ったっけ? 疑問を持った瞬間立ち止まって振り返ってしまうたちなので。巻頭にあったな〜と振り返り、その体験をマーカーとして次で言及された時も「あぁ、あの時話してた人か!」と思い出せるのが純粋に助かりました。
社会派とか長編ものの1巻と位置付けると私はワカラン……むずい……主人公以外にも情報が多すぎる……と思っちゃうんだけど、まず1冊で読めて瑠真ちゃんや望夢くんといった少年少女が主人公で、彼女らの一人称視点だけに絞って整理してみるとするっと受け入れられるのが二重の構造になってて面白かったです。
逆に言うと私はスドウさんのこととか描写されると彼ら側の利益も心配になってしまうんだなとも思う(そうだね)
冒頭の迷子センターのくだりでまずあんまり普通じゃない力(※超常)を力を持たない人も沢山いる場所で人間に向けて振るってしまうことにエェ!? やばすぎるこの女怖すぎる! って若干頭を抱えたんだけど、読み進めてみると普通に友達の危機を見逃したように後悔する部分など共感できるところもあるし、髪型についても後に気にしてる描写を思うと瑠真ちゃんの地雷というか美葉乃ちゃん関連の執着の結果なのかな〜、だから過激なケンカふっかけたのかな〜と妄想できる余地があってよかった。
納得感があると「自分の視点を壊す怖い存在」から「登場人物」として愛せるようになったみたいな安心感が出てきて私は救われました(私の小説の楽しみ方はこう)。
「私が」と言う彼女の主語はかなり人を安心させるので沢山使っていてほしい。あと手は出さないでほしい。
望夢くんはなんか優しい人でよかった。やわらかかったから安心して食べられた。先の展開でもペアであるっぽいことをTLで知っているからというのもあるけれど、彼も傷ついた無力だった人間の一人だったし、終盤で瑠真ちゃんを気にかけていたことからも「行先」がわかっていて心やすらかに見られた可能性は否定できない。これで血も涙も無くなったら泣くのでこれからも優しくいてほしい。(優しくって何に対して? さあ……)
春姫ちゃん! あなた春姫ちゃんって言うのね!
設定が 好きなので これからも存在なき存在として いてほしい