季節の中では夏が一番好き。
寒いのが極度に苦手というのもあるけれど、夏はいい。晴れた日の青空の色は深い青色で綺麗。深い青に映える白い雲の雄大さはつい見惚れる。蝉の鳴き声が心地よい。夏の始めと終わりで聞こえてくる蝉の鳴き声に時の移り変わりを感じられる。ジリジリした暑さは確かにしんどい。でも太陽の煌めきは一番綺麗だ。
暑い中歩いていて、建物の中に入った時の涼しさも好き。暑い日に冷たいアイスコーヒーやしゅわしゅわしたジュースを飲むのが好き。植物が緑色で好き。日陰に隠れて休んでる虫を見るのも好き。ひまわりや朝顔が綺麗に咲いているのを見るのが好き。
夕方から夜になる時の匂いが好き。日が長いのが好き。夜のじわっとした暑さが好き。夜にコンビニでアイスを買って食べるのが好き。虫の鳴き声が好き。お風呂上がりに冷房に当たって涼むのが好き。夏の夜空が好き。
ひまわりが枯れて種をいっぱいつけているのが好き。朝顔の種を収穫するのが好き。ひぐらしの鳴き声が好き。日がだんだん短くなっていく、それが寂しい。
私は夏に生まれたから、終わる時も夏がいい。私は夏の暑い日の昼間にようやく生まれた。母のお腹の中で粘りに粘ってようやく出てきたそうだ。その頃から引きこもり癖があったのかもしれない。
終わる時も夏の暑い日の、青空が綺麗な昼間がいい。最期は灰になって、土にまいて、植物の栄養になれたらいいのにね。生まれた地球の中に最期還られたら一番それがいい。
どの季節にも思い出はあるけれど、夏は嬉しい思い出も大したことのない記憶でも覚えていることが多い。それについてはまた別の時に文章にできたらいいな。