(①からの続き)
今度はファン界隈側の話。
まるで真逆の感情がそこにある。
あそこまで想い深い世界にいくと、愛情の行き先の違いを突きつけられて若干パニくる。人によって考え方が違うのは至極当たり前なのだけど、それでも「私の愛ってしょぼいんだなぁ」と、ヒシヒシ感じる。愛情を持って「私は!この人の!ファン!」を体現し、何もかもを吸収したい人達の集まりなのだ。今、推しと共に生きている自信が漲ってる。これこそ「推す」という表現はピッタリで、そんな中に入ると自分は無知と未知の連続。とにかく刺激的で楽しいし、尊敬する...。
所謂ライト層ももちろんいる。思い込みと偏見で凝り固まってそうな私とは、初見の染み込み方も感動の仕方も違うんだろうな。視野も広くて冷静。
総じて自分は間をフラフラしていて、結局何者なの?って思う事ばかり(笑)。
全体的に、推される側の活動も変化してきているように思う。接触イベントの増加、売り方、あと、「ライブ会場のスタッフの態度」。たまに推しグループ以外のライブに行ってもそれを感じる。昔のコンサートスタッフはただただ怖い人達だったので(※個人の感想笑)。実際に、アーティストに人気があればあるほどファンが暴徒化する危険さがあったからお達しも出てたんだろうし、当時のファンにも今とはかなり違うマウンティングがあった。
今は晒されの恐れもあるからか、現場ではいかに常識的な言動をもって振る舞えるかを重要視してるような気がする。それはとても素晴らしいけど、良い意見ですら集団心理で一線を越えて最強の「武器」になる、あの現象だけは怖い(笑)。常識を盾に公開処刑してる場面もたまにみるので、根本のマウンティング精神は今も昔も一緒なんじゃね?と思ってしまったりするけど...人間の本能としては仕方ないのかもしれないね。
(③に続く)